卒業に刻みし我が名肥後守

昭和24年に小学校に入学したが
鉛筆は小さな小刀で削っていた記憶がある
工作などにも使用していた
肥後守という
中学校の卒業式と
木製の机に自分のイニシャルを
悪友としっかり刻んだ

昭和24年に小学校に入学したが
鉛筆は小さな小刀で削っていた記憶がある
工作などにも使用していた
肥後守という
中学校の卒業式と
木製の机に自分のイニシャルを
悪友としっかり刻んだ
原句 2017/3/4
肥後守卒業記念の一刻み
【卒業】 そつぎょう(・・ゲフ)
◇「卒業生」 ◇「卒業式」 ◇「卒業歌」 ◇「卒業証書」
学校の全課程を履修し終えること。小学校から大学まで、卒業式はいずれも3月末である。
例句 作者
口に出てわれから遠し卒業歌 石川桂郎
巻き込んで卒業証書もう古し 福永耕二
卒業の兄と来てゐる堤かな 芝不器男
山彦を山へかへして卒業す 遠藤若狭男
波ふえて卒業の日の沖見えず 藤田湘子
校塔に鳩多き日や卒業す 中村草田男
君に降り吾に降る雪卒業す 北澤瑞史
鉛筆に残りし歯形卒業す 古屋 元
交換日記少し余して卒業す 黛 まどか
下駄箱の別れそのまま卒業す 田口風子