げんげ野のタイムマシーン乗りに行く

幼少期にはげんげ野を走り回っていた
故郷の横浜は現住地の栃木県よりはずっと都会なのだが
昔は横浜にもげんげ野があり
池にはオタマジャクシがいたものだ
近くの河原にはれんげの広場がある
そこではいつも
故里、幼少期がよもがえる

幼少期にはげんげ野を走り回っていた
故郷の横浜は現住地の栃木県よりはずっと都会なのだが
昔は横浜にもげんげ野があり
池にはオタマジャクシがいたものだ
近くの河原にはれんげの広場がある
そこではいつも
故里、幼少期がよもがえる
初案 217/3/23
【げんげ田】 げんげだ
◇「げげ田」 ◇「げんげんの田」
げんげの咲ひろがっている田。げんげ田を花田という地方もある。
例句 作者
亡き母が座せしは夢かげんげん田も 小川公子
げんげ野を突つ切る道やそこをゆく 岩井英雅
頭悪き日やげんげ田に牛暴れ 西東三鬼
げんげ田の空にとどきし夕汽笛 岡田日郎
おほらかに山臥す紫雲英田の牛も 石田波郷
げんげ田に鉄の性器のけぶりをり 小川双々子
げんげ田へ膝より降りる菩薩あり 摂津よしこ
げんげ田が見え泣き声のありにけり 鈴木五鈴
げんげ田や鋤くあとよりの浸り水 臼田亜浪