
「深紅」 (野沢 尚著、講談社文庫)
すごい、すごすぎる。この著者の筆力は何なのだろう。読み進むと、心臓の鼓動は速くなり、行を追う目線は驚きのあまりふらつく。これに比べるとそこらの作家の小説は子供の作文とさえ感じる。書き進められる文章に圧倒され、恐ろしいほどだ。まだ全てを読み終えていないが、途中でブログに書き込んだことはこれまでなかったはずだ。
『父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。修学旅行でひとり生き残った奏子は、癒しがたい傷を負ったまま大学生に成長する。父に恨みを抱きハンマーを振るった加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。正体を隠し、奏子は彼女に会うが!?吉川英治文学新人賞受賞の衝撃作。』
旭川ラーメンの麺を田舎から持ってきた。
左は、旭川製麺の業務用麺、右が藤原製麺の生ラーメン。どちらも旭川ではよく見る製麺会社だ。業務用麺と家庭用生ラーメンで違いがあるのか分からないが、比べてみると両社の麺の成分に違いが見つかった。これが固さの秘密か?個人的には旭川製麺の固い麺が好みだ。