『雇用のミスマッチ』を改善する チャンス!

2009年01月10日 | Weblog
◎雇用の創出を産む産業構造や内需の増進を指摘されていますが、雇用のミスマッチを解決するする視点が必要です。

   08年の有効求人倍率は以下のとおりです。

   一般機械器具組立・修理 0.48
   輸送用機械組立・修理  0.73
   
   保健師・助産師・看護師 2.84
   社会福祉専門の職業   1.66

   自動車、機械、製造業での非正規労働者の失業問題が深刻化する一方で、介護、看護、医療では人で不足です。

   いわゆる『雇用のミスマッチ』が顕著です。
   これは、最近始まったことだけに限りませんが、取り組みは大きな課題です。

   就労への流れは、人気業種や高収入などの環境や待遇などにより流れが異なってくることも当然です。

   そこで、背景にある低賃金・重労働・環境改善は急務であり政治の舵取りが必要であると思います。

   例えば、急速に進む社会の高齢化に伴い、介護職員の増強は社会のニーズです。介護職員の増強は重要課題に位置づけられます。

   07年度の介護職員の1年以内離職率21.6%で全産業の平均15.4%を上回ります。
   平均年収試算も男性の福祉施設介護員で315万円で全産業が511万円の6割です。
   昨年の新たな経済対策の中で、来年度の介護報酬の3%を引き上げが盛り込まれています。
   
   過去2回マイナス改定が今回初めてのプラスです。

   資格を取りやすくする支援など教育段階などからの施策を含めこれからの課題は多くあります。

   雇用情勢が激変する中で、福祉分野への進学や就職を希望する環境をつくることです。

   安心して働き、生活できるような一層の政策強化が重要です。