児童福祉法改正による…都市部認可保育所の基準緩和

2010年01月08日 | Weblog
     ◎今年は、児童福祉法改正で東京など都心部中心に認可保育所の設置基準の緩和がされる見通しです。

     昨年の4月1日現在での待機児童は、全国で約2万5千人。

     首都圏、近畿圏を中心とした約100の市区町村だけで…その8割…

     これは…待機児童の解消に向けての緊急的な施策ですが…保育関係者からは、「保育環境が悪化する」等の疑問の声もあります。

     そもそも、保育所の最低基準が制定されたのは、1948年といいますから…60年以上も前になります。
  
     当時の保育所は終戦直後の救貧対策との位置付けとしてスタート…

     保育室の面積は0~1歳児で1人あたり3.3平方メートル以上…2歳児以上1.98平方メートル以上…

     園庭は、2歳児以上1人当たり3.3平方メートル以上です。

     これらを…自治体での基準緩和可能にする方向という論議になっています。
     
     考えるに…やはり解消には、これらは財政もともなう問題でもあり、女性の社会進出による“働き方”にもつながる問題…

     社会で子育てをするという…トータルなプランが必要で…それを示すべきです。