遠きを謀るものは富…近きを謀るものは貧す…

2010年01月18日 | Weblog
      ◎…それ遠きを謀る者は百年のために…杉苗を植う…二宮尊徳

      これは…経営力と実現力で、「減税自治体」を目指す、東京・杉並区長の引用です。

      税収が増えたらサービスを増やし、税収が減るとサービスをを削るか借金を重ねるという…その日暮らしの体質…

     「その年の税収はその年に使い切る」という…予算の使い切りを善とした「予算の単年度主義」に対する改革の挑戦をし…

     「減税自治体構想」を掲げています。

     毎年一定額の財源を積み立てて、財政のダムをつくり、必要に応じてその果実を生かしつつ、将来はその利子で住民税の

     減税を実現するという構想です。

     仮説として…一般会計の予算額かの1割に当たる150億円を毎年積み立て、2%の複利で運用すれば、計算上で…
   
     33年後には住民税額の約4分の1を積立金の利子収入で賄えると…

     政策的な深きに渡っては論ずることは、今、できませんが…こうした危機意識で財政を切り盛りする責務は…

     地方分権の時代における、自治体の責務であると思います。

     何事も改革をすることは困難を伴うことですが…改革は例外なく一気に行わなければ成功しない…

     時間をかければかけるだけ、例外が生まれ…例外が生まれれば改革は困難である…

     との言葉には、実感が伴います。

     これから予算委員会を、藤沢市も迎えるにあたり…様々な地方自治政策を調べているところです。