新エネルギーとしての風力発電・・・宗谷岬ウインドファーム

2011年08月04日 | Weblog

           ◎地球環境問題への対応や化石エネルギー資源の保全が世界共通の課題となっている中で…
           CO2を排出せず無限でクリーンな自然エネルギーとして、風力発電に対する期待は大きく高まっています。
                          

                          

           晴れた日には、遠くサハリンを望む国境のまち、稚内の埼北に位置する宗谷岬に拡がる“ウインドファーム”を視察しました。

           日本最北端の宗谷丘陵の約1500haの牧草地にある風力発電所で、総出力は5万7.000kW、出力1.000キロワットの風力発電機が

           57基設置されており、稚内市の年間消費電力の約6割に相当する電力を発電しているとのことです。

           この事業は、ユ-ラスエナジーホールディングスと東京電力と豊田通商との共同出資による風力発電事業会社によって運営されています。
                
                          

           風力発電は、風力のエネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できる比較効率の良いもので、自然の力を利用する100%クリーンなエネルギー

           です。

           風車は風の吹いてくる方向に向きを変えて、常に風の力を最大限に受け取れる仕組みになっています。反対に台風などの強風で危険な時は…

           風車が回らないように羽根の角度が変わります。

                          
                          


           風力発電に適した風況は年平均風速が6.5m/s以上が望ましいことと、大規模な風力発電所には、送電線設備と15万坪以上の土地が必要となります。

           横浜市で考える場合には、洋上風力など考えることも一つあるのではと、率直に感じましたが…いずれにしても大事業になります。
      
           太陽光発電や風力発電などの新エネルギーン促進については、国の法令以外にも地方公共団体においても推進することを目的として独自に条例も
    
           定められていて、北海道では「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」が施行されてもいます。

           現在、神奈川ではエネルギーの導入促進のため「かながわソーラープロジェクト」の推進立ち上げられていますが、住宅用などの個別エネルギーと

           電力事業者によるメガソーラー等の推進も…電気の全量買い取り制度など様々乗り越えるべき課題もあります。