前回記事に有る通り、「航空管制塔のディスプレーには、衝突時のヘリの高度は300フィート(約90メートル)と表示されていた」と言う状況だったようです。
それなら何故その時点でディスプレー以外で警報音や音声、或いはフラッシュライトなどで緊急事態として管制官に知らせるシステムになっていなかったのか? と言う疑問に行き着くと思います。
「人間はミスをするもの ヒューマンエラーは必ず起きる」と言う前提に立てば、ディスプレーにソロリと表示されるだけでは管制官が見落とす可能性も有るのは当然なのですから、せめて見落とし程度はカバーできるような別の手段が必要となります。
昨今は自動車の自動運転に莫大な研究費や実施費用をかけて技術を競い合う風潮が増していますが、そんな事をする前に「航空管制の自動サポートシステム」をもっと充実させるべきではないでしょうか。
「制限を超える高度のヘリなどが有れば警報音や音声、或いはフラッシュライトなどで管制官に自動で知らせるシステム」程度なんてそれこそ僅かな費用で簡単にできるはずと思うのですがどうでしょう。