快気分析

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仕組みとアプローチ -  南海トラフ地震と大隅半島東方沖を震源とする地震

2022-10-08 20:41:33 | 火山 地震 津波 
 今月2日に書いた記事、サブタイトル「大隅半島東方沖でMj5.7の地震発生 最大震度5弱」に関連する事です。
 このエリアを震源とする地震が果たして南海トラフ地震と関連するのかどうか?と言うのが気になるので記事にしました。
 結論から書くと、(個人的な考えかに過ぎませんが)それは「地震発生の原理からすると関係はない、がしかし南海トラフ地震が発生するトリガーとなる可能性はゼロではない」と言うところか、と思っています。
 大隅半島東方沖を震源とする地震の発生メカニズムについては、次の通りと推察しています。
 「いくつかコブが有るフィリピン海プレートが潜り込んで行く際、そのコブが引っかかってスムーズに滑り込まずに引っ掛かってストレスが貯まってから外れ、また引っ掛かってある程度のストレスが貯まってから外れ、と言う繰り返しが起きている。そのコブは西海道海山列に西側から大隅半島東方あたりに連続している海嶺のようなものに該当する連続突起群」。

この画像は例えば次のサイトでわかります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2001/topics/10.html

日本周辺の海山名が国際的に決定(平成13年4月 )
(中略)
海底地形図

引用終了

 画像は直接ご覧ください。
 この連続したコブがフィリピン海プレートの潜り込みで地震や火山や島の存在の原因となっているであろう事は、例えば桜島噴火、霧島山噴火、雲仙岳噴火、対馬の存在などでわかるかと思います。
 では大隅半島東方沖を震源とする地震が南海トラフ地震とどう関係するのか?と言うと、確かに南海トラフ地震の発生とはメカニズムが違うので直接的には関係ないとは思っていますが、しかし南海トラフ地震が発生する時に引き金(トリガー)になる可能性と言うのはゼロではないとも考えています。
 何故なら南海トラフ地震の発生要因となるプレート境界に蓄積されたストレスが限界に達し、まさに弾ける寸前の時に大隅半島東方沖を震源とする地震が発生し、それが引き金となって南海トラフ地震となる可能性はゼロではないからです。
 ただ南海トラフ地震発生の引き金になり得る地震は何も大隅半島東方沖を震源とする地震だけでなく、その他の震源域で発生する地震でも同様と言う点については忘れてはいけません。


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