快気分析

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仕組みとアプローチ -  日本が高金利政策を簡単に取れないワケ

2022-10-08 22:08:11 | 金融
 この所の世界的資源高や食料高や円安で次第に生活がダメージを受けている人達が多くなっているようです。
 各国は自国通貨を高くする事でなるべき物価上昇を抑えようとしていて、「自国通貨高競争」の様相を呈している感じもします。
 では日本が今の円安を切り抜ける為に高金利政策を簡単に取れるでしょうか?
 それは簡単には行かないと思えます。
 何故かと言うと、例えばアメリカは住宅ローンがノンリコースローン、つまりローンで購入して住宅を差し押さえられて家から追い出されたら、それでローン(つまり借金)はチャラなので、単純にアパート暮らしにすれば良いだけなのです。
 だからアメリカは簡単に金利を上げられて、米ドルを高くするように高金利政策が取れます。
 一方で日本では住宅ローンがリコースローンであり、つまり住宅を差し押さえられても借金はチャラになりません。
 なので高金利政策をとると変動金利で住宅ローンを組んでいる人達が破綻するので金利上昇は避けないといけなくなります。
 世界では「自国通貨高競争」の傾向となっているのに日本では上記の理由も有ってその土俵には上がれない構造となっている面があると考えています。
 まあ日本は円安でも森林資源や農水産物が活用方法次第でかなりメリットを作れるし、工業製品などの生産拠点の日本回帰の面で考えても結構メリットは有るので、そう悪くもないのですが、少なくとも即効性の有る森林資源を活用しないと円安メリットより円安デメリットの方が多い期間が長引くと言う面は有るでしょう。
 この冬の暖房に要する電気やガス、石油の代替エネルギーとして「速攻」で「即効性の有る森林資源を活用」を。

 


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