今日の読売新聞に「陛下が開会宣言 お一人でご出席へ」という見出しで、天皇陛下がオリンピックの開会式にお一人で出席され開会宣言される方向で調整されているということがわかった と書いてある。
僕、こういう開会宣言の場の常識って知らないから、本当に素人の考えだとは思うのだけれど、やはり、お一人でご出席というのは寂しいなと思った。
なんとなく国際的な場所というのは天皇皇后両陛下がおそろいのほうが華があるような気がするから。
しかし、いろんな今の状況を考えてそのような方向で調整が進んでいるのだろうと思った。
そして、陛下がお一人で出席と新聞で読んだとき、僕は数年前に、ある方のコンサートで武庫川女子大の記念会館のような場所に行ったときのことを思い出した。
ちょっと古めかしくて厳かな感じのする記念会館のような建物に、皇太子時代の陛下が、この大学をお一人で訪問された写真が展示されていたと記憶している。
その写真をみて、僕は、ああ あの頃は、雅子様のご体調がすぐれないなどのことがあって、どこへでも陛下が一人で行かれることが多かったんだなあとしみじみと思った。
そして、その一人で立っておられる、皇太子当時の陛下の姿を見て、ある種の気概というものが僕には伝わってくるような気がした。
雅子様の体調などいろんなことがあるのならば、自分ひとりでも行き続けるんだというような、そういう気概が伝わってくるような雰囲気がそのお姿から感じられるような気がした。
それで、陛下が今回のオリンピックの開会宣言もお一人で臨まれると新聞で読んだとき、陛下に限らず、人間って結局、こういうコロナとか大変な時になると、自分が通ってきた道のことを思い出して、気持ちの整理をつけたり、心を決めたりするのではないだろうかと思った。
そういう意味では、どういう道を通ってきたかというのは大切なこととも思うし、どのような気持ちで道を通っていくのかというのもとても大切なことに思えてくる。
自分自身はどういう道をどんな気持ちで通ってきたのだろうと反省することも多いけれど、、、。
それはともかく、いちにち いちにち無事に健康に過ごせますように、それを第一に願っていきたい。