ケンのブログ

日々の雑感や日記

濃尾平野の風景

2021年07月23日 | 日記
木曽川沿いを自動車で走る。

長良川に比べると、木曽川は下流域でも岩肌が多く男性的だなと思う。

僕の祖母は僕と同じ岐阜県でも、木曽川の流域で育った、

嫌なことがあると祖母はよく「まあ、わっち(わたし)、木曽川へ飛び込んで死のかしら」言っていた。

僕の祖母が木曽川へ飛び込むというのは、一種の慣用句のような感じで、実際にそれで祖母が死ぬだろうという心配を僕は一度もしたことがない。

まあ、木曽川に飛び込んで死のうと口に出していっているうちは実際に飛び込むことはないだろうといつも思っていた。

清水の舞台から飛び降りると言っている人が実際に飛び降りることはないように、、、。(たぶん)

実際に祖母は90歳以上まで生きて、川には飛び込まずにまあ言えば普通のなくなり方をした。

ただ、祖母が、木曽川と言うたびに、祖母にとっては川の原風景=木曽川なんだろうなとなんとなく思っていた。


木曽川沿いの道を自動車で走っていると、木曽川ライン下りの船を上流に向かって運んでいくトラックとすれ違うことが多いけれど、今年は今までのところ一度もすれ違っていない。

ライン下りがなくなったのか、それとも、コロナで今年はしていないのか、ニュースをチェックしていないけれど、コロナでしていない可能性が高いように思う。(まあ、ネットで調べればわかることとは思うけれど、ちょっとそれをするのが面倒なので可能性が高いという言い方にしておこう)

今年は、コロナで鵜飼をしないので、鵜飼のショーで首をしめられることから開放された鵜がストレスフリーでたくさん魚を取ってくるという噂もあるらしい。(うわさなので真偽のほどは知らんけど)

ちょっと、今まで通ったことのない道をグルっと回って前方を見ると、木曽川の河畔にある、国宝のお城が見えてくる。

実家の近所のお城はなんと言っても岐阜城が僕にとっては一番見慣れた城だ。

金華山の断崖絶壁の上に立つ岐阜城は、岐阜の象徴の一つで見るとなんとも言えない気持ちになる。

しかし、木曽川河畔の城は、岐阜城よりもなだらかで小さい山の上に建っているし、やはり、国宝ということもあるのだろうけれど、姿になんとも言えない品(ひん)がある。

きっと、こういうのは、遠くから自然に溶け込んでいる姿をこうして眺めているのが案外 花なのだろうなと思うことがある。

もちろん近くに行ったら行ったでまた別の思いは湧いてくると思うけれど、、、。

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高校野球も地方の予選を報じる新聞の記事を見ていると、ベストエイトくらいまで進んでいる県が多い、甲子園も近いなと思いつつも、大会は、無観客なのかどうなのかという思いも心に浮かんでくる。

コロナになってから、何を見るにつけても、感じ方が変わってきているなと思う。

オリンピックも始まるけれど、やると決まった以上は、あとになって、良かったなと思えるオリンピックであってほしいと思う。

世界記録のオンパレードや、誰が世界一強いのかを見るだけがオリンピックではない。

出場した選手がいか与えられた条件下でに全力で戦うか、またコロナと共存しながらどのように大会が運営されるか。そのようなことを考えながらオリンピックを眺めたいと思う。

まあ、僕の場合、普段から、野球は甲子園球場よりも藤井寺球場で見るほうが好き(藤井寺球場 
もうないけど、、、)、というタイプなので、ただ、ハイレベルの戦い、人気のある戦いに熱狂できなくでもそれはそれで、という考え方になりやすいというのは一つの事実ではあるけれど、、、。

それはともかく いちにちいちにち無事で健康に過ごせますように、それを第一に願っていきたい。