テレビ東京の午後のロードショーで見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1b/62d616b8913ea074657d2e03d61facce.jpg)
大英帝国が広く世界を支配していた19世紀末の若者の愛と友情と戦争の映画です。
イギリス軍はスーダンの反乱を鎮めに行くので戦闘シーンは全て砂漠なんですが、見ているだけでのどが締め付けられそうな砂漠の映像と,
霧でしっとりしたイギリスの風景を交互に見ていると不思議な気分になります。
着飾ってダンスをしてお茶を楽しむお坊ちゃまたちが砂まみれで戦えるのか?と突っ込みたい気持ちもあったりして。
イギリス(をふくむ欧米)人にはたぶん砂漠に対してオマージュというか、単純にエスニックな意味での憧れがあると思います。
世界を広く支配していた「大英帝国」を懐かしむ気持ちもあるだろうし、勇気や武勲を重んじる騎士道的な発想も残っているでしょう。
戦場は言葉の通じない異国の地で異なる神を信じる人びとの土地、であると同時に自分たちの支配下であり、そこでの秩序は自分たちが守らなければなりません。
言葉が通じないというのは単純に恐怖を感じることだと思います。
敵か味方かわからない、というより原則、敵の土地ですから。
正義と利権を振りかざしてそこを自分たちが守らなければいけない、という矛盾。主役のテリーは臆病者=わけのわからない恐怖だけが強調されているようですが恐怖とこの矛盾にたいする疑問とがないまぜになった気持ちだったと思います。
そして、世界の正義はイギリスからアメリカへ移ったけど、21世紀の今でもそっくり同じ構図が見えませんか。
監督はパキスタンの出身だし、この映画の公開は2002年、911の翌年です。
最後はなんだかさわやかにまとめられていたけど、ただのきれいごとのストーリーにしたくなかったんだろうなぁ、と感じました。
ヒース・レジャー(エンド・ロールで確認)の熱演がすばらしい!と思ったらもう亡くなっているんですねぇ。残念~。
ちなみに韓国語では 포 페더스 four fethers.だそうです。
日本語よりも口数の多い韓国語のリビューはこちらから。
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大英帝国が広く世界を支配していた19世紀末の若者の愛と友情と戦争の映画です。
イギリス軍はスーダンの反乱を鎮めに行くので戦闘シーンは全て砂漠なんですが、見ているだけでのどが締め付けられそうな砂漠の映像と,
霧でしっとりしたイギリスの風景を交互に見ていると不思議な気分になります。
着飾ってダンスをしてお茶を楽しむお坊ちゃまたちが砂まみれで戦えるのか?と突っ込みたい気持ちもあったりして。
イギリス(をふくむ欧米)人にはたぶん砂漠に対してオマージュというか、単純にエスニックな意味での憧れがあると思います。
世界を広く支配していた「大英帝国」を懐かしむ気持ちもあるだろうし、勇気や武勲を重んじる騎士道的な発想も残っているでしょう。
戦場は言葉の通じない異国の地で異なる神を信じる人びとの土地、であると同時に自分たちの支配下であり、そこでの秩序は自分たちが守らなければなりません。
言葉が通じないというのは単純に恐怖を感じることだと思います。
敵か味方かわからない、というより原則、敵の土地ですから。
正義と利権を振りかざしてそこを自分たちが守らなければいけない、という矛盾。主役のテリーは臆病者=わけのわからない恐怖だけが強調されているようですが恐怖とこの矛盾にたいする疑問とがないまぜになった気持ちだったと思います。
そして、世界の正義はイギリスからアメリカへ移ったけど、21世紀の今でもそっくり同じ構図が見えませんか。
監督はパキスタンの出身だし、この映画の公開は2002年、911の翌年です。
最後はなんだかさわやかにまとめられていたけど、ただのきれいごとのストーリーにしたくなかったんだろうなぁ、と感じました。
ヒース・レジャー(エンド・ロールで確認)の熱演がすばらしい!と思ったらもう亡くなっているんですねぇ。残念~。
ちなみに韓国語では 포 페더스 four fethers.だそうです。
日本語よりも口数の多い韓国語のリビューはこちらから。