遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 169 命をつなぐ糸

2017-12-17 11:15:49 | 日記

         命をつなぐ糸(2o17.12.2日作)


   今現在 常にわたしの

   意識の底にあるもの 黒い基盤 

   死 死の影

   死の意識の下

   わたしの日常 日々 毎日は

   過ぎて逝く

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   逃れ得ぬ宿命 死

   あと十年? 二十年?

   ひょっとすると三十年?

   いやいや 三十年は望んでも

   無理な事 せいぜい二十年

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   健康不安 不意の 思わぬ出来事

   突発事故 それらがわたしの身に

   降りかかる事なく 

   今日現在 この時点と全く同じ

   時が流れても 命の終わり 死の影は

   今現在 この瞬間 一瞬一瞬にも

   わたしの身 人の身のまわりに漂い

   浮かんでいる その影が いつ

   牙をむき 襲い掛かり

   刃を振りかざして来ないとも限らない

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   波の間に間に浮かぶ

   人の命 死の宿命

   朝が来て 夜が来る そしてまた

   朝を迎える 日常 人は

   自身の身辺 身のまわりに漂う

   死の影を見る事もなく 意識を

   する事もなく 平穏無事が常態

   常の事として 過ぎ逝く時の中

   ゆらゆら揺れるか細い縄索(じょうさく)の

   吊り橋を渡り 歩いている 儚い存在

   命をつなぐ糸は

   細く もろい