人間 そして心(2016.11.25日作)
1 どのような命であれ
人は生きている限りに於いて
他者への関わりを持つ事が出来る
人の命のない所は無であり
空である
2 人間にとって命は最も大切なもの
必要欠くべからざるものである
しかし 心を失った命は凶器だ
なにを仕出かすか分からない
3 人間とは何か 心である
心とは何か 命である
命とは何か 人間である
4 人間の命に思いを致さないで
国家 文化 文明を論じても虚しい
5 人の死というものは
死に赴く人が その人の生を存分に生き
見送る者たちが
その人の生を存分に支え得た時には
決して悲しみにはならない
人は永遠に生き続ける事の出来ない存在
その人が存分に
その生を生き得たかどうかが問題
6 魂とは 生前その人が持っていた心だ
心が相手に伝わる事を魂が伝わると言う
人が死んでも心が引き継がれた時
魂は残る
7 魂が宿るという事は すべての心
全霊を打ち込んだ仕事の結果である
8 人はそれぞれ 固有の運命を生きている
運命とは 主体(じぶん) 空間 時間によって決定される
それは偶然に似ている そして
人が生まれたのは 偶然だと言える また
必然だとも言える
時間 空間 主体が世界を形成する