「俺は絶対にロハではやらない、必ず見返りがなくては嫌だ」という、思いやりも親切心もない会話が電車の中であったことを先日書いた。今日は違った。
女子高生二人が会話を始めた。
「あたいさ、最近の高校生の人たちの話って、ぜんぜん分かーんない。意味不明な言葉が多いじゃん」
「あたしも。同感。KYくらいならなんとかわかるけどー」
「ねーちょっと聞いてよ。バイト先にミヨ子って高二の子がいるのよ、その子がさ『昨日、PKでチョウーむかついた』って言うわけ。『なに、それ? PKって、サッカー?』って訊き返したら、『えー、知らない? パンツ食い込んじゃったのよ』、、、、、知ってた?」
女子高生の片割れが、ぎゃはははは……。
僕も、そばで思わず噴き出した。持ってた本で顔を隠した。クククククク、、、、。
「可笑しいでしょう? 大笑いしちゃったわよ。パンツ食い込んじゃうようなパンツって、どんなパンツ? って訊き返したよ」
「それで」
「ふんどしだって」
「ウソー!」
それに、こんなことも言ってた。PKの反対のKPは、汚いパンツのことだって。
頬が緩みっぱなしで駅に着いた。
頭の裏側が痛くなった。笑いを堪えるのも、、、、、、疲れる。ふーーー。