先月、車をぶつけられたことをブログに書いた。
自分の車の前方バンパーに、相手の車のバンパー塗料がこすりついた程度でへこんでもいなかった。洗車したらなくなるというほどでもなかったが、軽微は軽微。その後ディーラーに電話。なおざりにされたのか取りに来るまで10日間、そして代車を持ってきた。
それから1週間、そして1週間。担当者から何の連絡もない。昨年もぶつけられ修理に2週間くらいかかったので、あらかじめそこまでは許容範囲と考えていた。
次の週に、いついつ届けますときっと連絡がある。そう決めつけちょっとイライラを落ちつかせる。まして毎日車に乗るわけじゃないので。
3週目に入る。気になる度合いも日一日と高まっていく。
火、水、木、金、土、日、月、火、水、木。放っておかれ感が滲み出て久しい。
電話すればいいのだろうが、癪だ。先方から寄越すのが筋とばかりに、こちらは構える。
4週目に入って既に2日。相変わらず音沙汰がない。とにもかくにも、腹立たしくなってきた。せりあがってきたマグマが噴火しそう! 体に良くないなーと思う。
3日目、とうとう我慢できず電話した。呼び出し音が耳に響く。が、出ない。忙しいのか? 着信履歴があるからすぐ掛けてくるだろう。が…………。2時間たってもう一度電話を掛けた。次は出た。「今日あがってくるので明日には……」「あ、そう」少々不機嫌な様子を声で表した。すると、ややあって電話があった。「今日持って行けます」。
どこか取って付けたような対応。それでもちっとばかし溜飲を下げる。
24日間。代車代金38万円。修理代27万円、合計で65万円。
これすべて相手の保険会社が支払う。
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たったあれだけのことで、こんなに多額のお金が動くのか。
儲かるところ、痛くもかゆくもないところ、損をするところ。この構図がここで完成。
何かおかしい。
これが世の中の金の流れ? ……………………。
どこか不条理を感じた一件だった。