サッカー日本代表。ものすご~く期待していた。だが~、…………。
ハリルホジッチ監督の解任、そして西野監督の就任。そもそも僕は、この監督解任が間違っていると思っている派なのだ。
先日、オシム元監督のコメントが僕の思いを代弁していた。
チームが上手く機能しない時、監督は様々なことを考える。戦術の変更だったり、失敗原因と思われる選手を代えることだったりと、これは監督の専権事項だからだ。
例えば、リンゴ箱の中に腐っているリンゴが一つあれば、放っておくとみんな伝染し腐ってしまう。だからそれを取り除かなければならない。
強豪スウエーデンの世界的に有名な天才FWイブラヒモビッチが今回のW杯代表から外れた。きっと調子が良くないとか戦術面で合わないとかで外れたのだろう。
監督はエゴイストであった方がいい。そうでもしないと勝てない。負ければ自分が責任を取ればいい。協会の言いなりとか、往年の選手の言いなりになるのでなく、権限を得たのだから自分の作りたいチームを作ってもらいたい。
ハリルが考えるサッカーをするためには、不平不満分子を排除する。統率を取るためにそれは必要なこと。そうしようとしていた矢先、危機感を持った選手が協会に申し出た。
ハリルホジッチのサッカーに服従するのは恥ずかしいと言って自分を正当化。他にも色々と言ったのだろう。選手の戯言がサッカー協会田嶋会長を動かしてしまった。
監督の指示に従うのが選手としての努め。モノ申すその選手に気を遣い、忖度しながらじゃ監督は務まらない。チームは組織だ。組織を動かすのは監督であって選手ではない。
代表人数には限りがある。戦術にそぐわない往年選手を選べば、今活躍している選手は選考から外れてしまう。おかしいこと甚だしい。
名の通った有名な往年選手より、今最も有望で活躍している中島を入れてほしい。彼を外した意味が判らない。
大口ばかり叩き、偉そうに言う人は好きじゃない。もし自分がすごい選手なんだったら、もっと謙虚に実力で示した方が良い。大物は黙して語らず、なんていうじゃないか。
日本は組織力。選手に好きなようにやらせれば成り立たないし勝てない。メッシやクリスチュアードドナルドのような選手は日本にいないのだから。
昔、岡田監督はカズを外した。世間はやんやの大ブーイングが起こっていた。それなのに、協会は監督に任せ最後までぶれなかった。
だが今回は、協会が選手の言い分を利きいれ現場の監督を解任する暴挙を演じた。
田嶋幸三会長は最後全ての責任を取って辞任するのだろうが、ボロボロになった日本代表。決勝リーグそして優勝。この夢は更に遠のいてしまうのだろうか。