スーパーに買い物に行った。
ヤリイカと大根の煮物を作ろうと思った。
びっくりポン💨💨💨 ポンポンポ~ン💨💨💨
ヤリイカのお腹の中から小魚が丸々一匹……。
なに? これアジ? イワシ?
6センチほどのヤリイカの中から5センチくらいの小魚が……。
消化された気配はまるでない。
ヤリイカ一匹でアジかイワシのオマケ付き。
得した気分? う~~ん。一挙両得だしな。
想像した。
僕は広い大海原を悠々と泳いでいた。海は青く空も青い。快適だ。
お腹が空いてきた。
そこにちょうど美味そうなアジなのかイワシなのかが泳いできた。
え~~い、どっちでもいいや。。。僕は追いかけた。相手は必死に逃げ回った。こっちも必死だ。
1センチ大きい僕がまさった。
ごめんね。ごめんね。自然界の掟なんだよ、これが! パクっ!
その瞬間、大きな網が目の前に。……あ~~、つかまってしまった。
「今日は、大した漁にならなかったずらよ」
「見てみろ。ヤリイカ一匹ずら」
「しょうがねーっぺ」
僕は、スーパーの魚コーナーに並べられ買われていった。
「ヤリイカは煮物でいいけど、この小魚、アジか? イワシか? どっちでもいいからカラ揚げにして食べようぜ」
……いや待てよ!一匹の為に油だすのか? 却下……
ヤリイカと大根の煮付け、普通に美味かった。
結局、ヤリイカは僕のお腹に。
「ごめんね」と両手を合わせてアジはビニール袋に……!^^!!