21-7-31(金)上手い、名人か？

上手い。
フェイントの名人。
フェイントを楽しんでいるようだ。
しかし、これはサッカーの試合じゃない。

この電車の運転手は。スピードを上げると思わせてはすぐに小さくブレーキをかける。前にずっこける。

遠心力は、右カーブを告げている。姿勢をそれに合わせる、と間髪いれずに体は逆方向に振られる。 翻弄されっぱなし。


「お近くのつり革にお摑まりください」という決まり文句の言葉。これに全く説得力がない。この旧式のボロ電車には、そのつり革がないのだ。
何度も言う車掌のアナウンスが、無情に聞こえる。


「……ったく!!」と心に呟く。
ふと、
――前に後ろに左右にだけならいいが、リフティングだけは勘弁して欲しい。
そう願った今朝の電車。

21-7-30(木)AGFの中元ＣＭ

そういえば、前回残念ながらオーディションで落ちたAGFのお中元コマーシャル。
テレビで流れていたらしい。「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」と連呼し、最後に、……ＡＧＦ♪のメロディーが流れる。
何度か友達が見た、と言っていた。
だけど、僕はタイミング悪く見たことなかった。ま、しかたない。


で、昨日は赤坂スタジオの葵プロというところでオーディションがあった。
クライアントはアリコジャパン（9/4から2クール）。
しかし、こういうCMのオーディションって、何で急に来るんだろう？　不思議で仕方がない。一昨日メールが来て、昨日にオーディション。本番は、8月の初旬らしい。
3時前に着いた。オーディション控室には、爺さんが6～7人、子供が5～6人、その母親が4～5人、計十数人が待っている。
うん？　じゃ僕は、どの年齢のジャンルなんだ？
応募は何人くらいなのか？　と考えてみた。9時ころから始まって71番だった。20時ころまでやるらしいから、、、、、、200人くらいか、と予想する。


セリフとか演技のない表情だけのものかと予想していたら外れた。
結局、予想もしなかった演技を要求され、爆沈!!!!!!!!　！^　^;;
またもや、九分九厘ダメ!!いや、自分の予想は100％ダメ!!　ま、気長にやるしかない。＾＾
と、気持ちを改めていたら、また事務所からメールが入った。
今度は、ガン治療薬の某企業のスチール、写真のみのオーディション。本番、今週の土曜日。大丈夫ですか？　と問われる。いつでもＯＫ!!!　イエーイ、と返す。

がはははははははははは、、、、、、、、まだ、始まったばかり、、、、、、。30回オーディションばっかしだったら、悟ろう!!＾＾　ニコッ/

21-7-29(水)

昼食に行ってくると声を掛けドアを閉めたらすぐに、――バタン、と忙しそうにドアが開き女の子が顔を見せた。
「おっ、どうしたの？　一緒に行くの？」
「いえ、あの、ちょっと向こう向いてください」
はあ？　言われたとおり背を向ける。
背中に女の子の手の感触がする。
ほら、と言って女の子が、ほつれた糸を僕の目の前に突き出した。
「え、背中についてたの？」
「はい。何気に見送ったら見つけたんです」
「ありがとう。よかった」
長い数本のほつれ糸が、スーツの首元から背中部分に向けて垂れ下がっていたのだ。
――何の糸だろう？　これ。何でついてるの？　と、僕は首を傾げ考えるがどこでこれがついたのか、まったく記憶にない。
まさか、これ家を出たときから、ずーっと背中につきっぱなしだったんじゃないか？　電車の中も、歩いているときも、このまま？　と、思ったら、急に顔が火照った。

でも、もう終わったこと。
家を出るときに気づいていれば、何のことはなかった。だが、ある意味気づいていなくてよかったともいえる。
知らぬが仏 ってこのことか、と改めて思い直してみるそんな昨日だった。

21-7-28(火)ズートルビ・ンビン・ザ

ほらね、随分昔の写真だけど、僕がいるだろ？　前にいる女性は、僕のワイフじゃない。たしか彼女は、ポールのワイフだったと思う。
ん？　僕？　僕は、ぐーちゃん。

昔、僕はズートルビ・ンビン・ザというバンドにいて、一世を風靡したことがあるんだ。
ん？　僕の横に、ん、あ、誰かいるね。あー、そうそう、彼はアニキンっといって、いいヤツなんだ。そういう風に言わないと怒るんだ。恐怖の館に入ったように怖くてネ。

僕は真面目な顔して写真に写っているのに、彼はかなり上気している。
それはね、今上映中の映画に夢中なんだ。艶かしい女体を眺めているんだ。
興奮した顔、ポカンと開いた口、これらが、彼の教養を表している。
老人でいてまだあどけない。だから許してやって欲しい。


ジェンソン・バトン。失礼これは、僕の別名だった。！＾　＾；；
そう、ベンジャミン・バトン。
アニキンも数奇な人生を歩んできたという点では甲乙つけがたい。
これがいい、というファンが大勢いる、と彼は言い張ってはばからない。
困ったもん太＆ブラザース。菅原文太。美濃紋太。

21-7-25(土)

朝、目が覚めると、ひんやりとした涼風が部屋のカーテンを揺らしている。それを開けると、思いきり明るい光が差し込んできた。梅雨空のような曇天が空いっぱいに広がっている。

ふと思う。
夏の風物のセミの鳴き声が、今年はまるで聞こえてこない。
すでに七月も下旬だ。気温は例年より低く、毎日のように雨が降り続いている。
たしか二週間くらい前だった。東京は平年より早くに梅雨が明けた。気分は最高だった。
が、今の状況は何か騙された気分だ。
憤懣やるかたないこの怒りというほどではないが、それをぶつける相手もいない。気象庁の人間にぶつけたところで、天気が変わるわけじゃない。もともと自然界を相手に、天気の予想を立てる人間の行動自体がおかしいのだから。

あ～～!!!!　超暑いのは閉口するが、せめて、もう少し、、、、、、、、、、、。
これじゃまた、海の家が流行らない。こういう夏って、景気が悪くなるんだよね～～!^　^;;

今日、実は会社出勤の日。!^　^;;
家を出る。やけに暑い。なんだ？　天気になってる。雲にさえぎられない陽が、モロに頭にぶつかる。汗がすぐに吹き出てくる。二週間ぶりに味わう久しぶりの感覚。
曇りや雨は陰を表し、太陽は陽を表す。まさにそう感じる今日の太陽。恵みの太陽だ。
すべての生物に必要な光を届けてくれる。そして人間の気持ちも、プラスに変えてくれる。


やけに今日は、哲学的発想をするぐーちゃんだった。
間違っても太陽党を結党するなんてことも考えてません。


ま、それにしても、一年中天気の良し悪しなど関係のないノー天気なアニキンは羨ましい。僕もあんな風に、余生をダラリ～～～ンとしていたい。

21-7-23(木)すっかり忘れていた皆既日食

昨日の午後会社を出ようとして、ふと思い出した。そうだ雨だ。エレベーター横の窓際に歩み寄り、ブラインドの隙間から外の様子を見る。濡れた路面が見えた。一応傘を持って出る。
一階に降りてよく見てみると雨はあがっていた。空は僅かに晴れ間も見え始めていた。
荷物になる。傘を置きに戻ろうか？　
逡巡した。
いや、後で後悔するかもしれない。雨の中のずぶ濡れになった自分が頭に浮かんだ。やはり、荷物かもしれないが持っていこう。そう決めた。
昼食を摂って、いつものカフェ・シアトルベストに向かった。
あの甘ったるいキャラメルマキアートホットショートを頼む。￥380-、そして一個スタンプを押してもらった。
いつもの愛想のいい女の子ではなかった。少々がっかりした。いや、だいぶ。
一時間くらい粘り、それから図書館に行った。ここには、一時間半いた。相変わらず臭かった。僕が座る前、誰が座っていたんだろう、、、ん？　これは何日も風呂に入っていない人の匂いだ。アニキン？　と一瞬思ったが、これは彼独特の加齢臭ではないと感じとり、アニキン説を否定した。

会社に戻った。エレベータを降りると、傘たてが目に入った。あ! ……いけね？
思わず井上陽水の曲を口ずさんでいた。
♪都会では………//………傘がない♪

21-7-22(水)

どうなんだろうね？
世の中、皆既日食らしい。
あまり関心はないのだけど、世間では騒いでいるから、一応話題にしたけど。
そういえば、昔は黒いセルロイドの下敷きで見物したことがあったな。
でも、目にはなんともなかったけど。

今日から、バナナをたくさん、そしてパセリをたくさん、そしてヨーグルトもたくさん食べようと思っている。
ここ数日、血圧が高くて、マズイ状況でもあるんだ。

いつも日記は健康そうなことばかり書いているが、僕にもいろいろあるんだよ。
暗い部分は意外と隠しているかもしれないな。
そんなこと、書いても仕方ないしね。ましてや、本当の自分だけの日記ならいざ知らず、他人も見るブログじゃ、書けないことっていっぱいあるよ。

なんだ？　今日の日記は？　やけに湿っぽい。
陽気のせいかな？　今日は、変な天気。曇天。雨。うっとうしいネ。あ～～!^　^;;

でも、最後は笑顔。ニコッイエーイ

21-7-20(祝)

実は、今日も休み、つまり三連休だったというのは、昨日テニス仲間と話していたときに知った。
「明日は、どうします？」
「……は？」
「佐藤さん、明日休みですよ」
「あ、そうだったっけ。テニス来ますよ」


朝食後、カビキラーを使って風呂掃除をする。三ヶ月に一回はする。
これが大変なんだ。完全防御の姿。
マスクを二枚、ゴーグル、帽子、ゴム手袋。洗面所の鏡には、メチャクチャ怪しい姿が映っている。笑
臭い臭い、絶対に吸い込んではいけない成分が多く含まれているらしい。アニキンの匂いに匹敵するようだ。

さあ、これから、またもやテニスに行ってくる。
出かけに、嫁が、
「お昼ゴハン何がいい？」
「うーん、らーめんでいいや」
「この暑いのに？」
「あ、冷やしがいい」

　

21-7-19(日）

昨日の夜、うん？　いや違う。今日は日曜日だから、おとといの夜、つまり金曜日の夜。石川遼が挑戦する全英オープンゴルフを観るのに遅くまでget upしていた。タイガーウッズと同じ組だったので楽しみは二倍。だけど、、、、、、ウトウト、、、、、、途中で寝た。
よって昨日の朝は、少々寝不足気味、そして朝のニュースで、二人の予選落ちを知った。

朝食を済ませ、着替えていると「そんな若い格好で行くの？」と言って、顔と洋服を正面から見る。「う～ん」「おーい、うなることないだろ」「ま、好きにして」――憎まれ口の多いやつ、と呆れる。
9時にチャリンコに乗って家を出る。池袋のスタジオに10時に集合。
途中、ベースとボーカルの子からメールが入る。ベースの子「今起きたところ、11:15に着きます」ボーカルの子「昨日何か変なもの食べたみたいで、おなか痛くて下痢ピーピー、今日は休ませてください」――タラリ～ン!^　^;;
仕事持ちのアマチュアの宿命!!!　みんなわがままで、自己中。無理してまでは来ない。なんとも早、いつもそうなんだけど。
13時に終わり、四人で食事して、いつも行くキックに行かないで帰った。15時頃に着く。
一ヶ月くらい動かせてなかった車を出す。
ブルルルーン。一発でかかり、一安心。

今日は、テニス。人が少なかった。先ほど帰ってきたのだ。ジャンジャン。
晩飯はウナギらしい。ぐふふふふふふふふ、、、、、、

H21-7-17(金)言葉

「あっち行って」
「……」
「あっち行って」
「え？　なんで？　いいでしょう、ここにいても」
「あっち行って」
しばらく、その押し問答が続いた。
これは、うちのもうすぐ三歳になる孫と僕とのやり取りだった。
孫はもちろん悪気があるわけはなく、覚えたての言葉を意味も解らず、使ったに過ぎない。
まったく問題ないし、相手が僕だったからこれも問題ない。
いずれ、言葉の良し悪しを覚えていくだろう。

でも、もし初めてのお客さんが来たとき、「あっち行って」と言ったら？　いくら子供だからといっても、客の気分はあまりよくないだろう。

こういう言葉って、普段大人が口にしているから子供が覚えてしまうのだ。
そう思い、娘に尋ねてみた。
すると、首を少し曲げ、言ってないと思うけどな、と少々あやふやな答えが返ってきた。

この会話は、先月のことだったが、今日、会社でこういうことがあった。
おそらく彼が普段家で使っている言葉なのだろう、「ちぇっ、頭くるな。ムカつく。いい加減にしろ」荒々しい声で、周りの社員に気を遣わずPCにぶつけていた。


「まあまあまあ」といえば済むのだが、時には耳に障ることもある。

言葉は大事にしないとな、と思った今日だった。