帰りは往きと違って時間に拘束されない。とはいっても恐妻家の小生、子供たちと一緒に暮らしていた頃と違って今は、相方への配慮を欠かさない。勿論、恐いから。…………(-_-;) 諍いのタネは極力蒔かない方がいい。
当時相方は、三人の子供の面倒で手いっぱい。小生のことなど気にしてられなかった。それを良いことに、誘われれば飲みに行くし麻雀もした。あとは事後報告で済ます、なんてことが間間あった。
会社を退出する時間は平均して20時前後。
世の中のおやじたちは行きつけの店で一杯引っかけて帰る。そういった趣味・習慣がない小生、たまーに本屋に寄るくらいで、家と会社を往復する模範亭主。
二人暮らしは気楽でもある一方窮屈に感じることもある。相方も本当は「亭主元気で留守がいい」なのかもしれないが。
飲み助からすれば、そんなつまらない人生、面白いの? なんて訊かれそうだが、それはそれ。これでも十分気に入っていて、無為な過ごし方はしていない、つもり。
というわけで、帰宅しても晩酌はしない。夕刊とテレビのながら見をしながら食事をする。風呂には本と歯ブラシを持ち込む。湯槽に浸かり本を広げ歯みがきをする、贅沢な癒しタイム。一石三鳥。風呂から出て束の間の時間、ニュースゼロを見る。「ユアタイム」の市川紗弥は惜しいかな、喋り過ぎの感がする。うむ。そして遅くても12時半頃に就寝。たまにNHKプレミアムを見入って一時になることも……。
PCは2~3日に一度くらい開ける。月に2度くらい日記を書く。
つまらない? 平凡すぎる? とは思わない。波乱は好まない。こんな人生もありかな、と。
そうそうそう、最近ギターはオブジェ状態。マーチンもどきセミアコ、ギブソン335もどきエピフォン、ストラトキャスター、何製だか判らないベース、そしてまこやんモデル。それぞれ隅っこに追いやられると中々使わなくなる。もう一つ理由がある。ギターを鳴らすとウットリしない同居人がいる。ヘタだから? ぐふっ! それはアタリ!
ちょっと待てよ! 小生が遠い世界に逝ったらこのギターどうなるんだろう。……ふと思った。