



進行方向の道路は空いていて前にも後ろにも車はなかった。いや、正確に言えばずっと後方に走ってくる車が一台見えただけだった。僕は順調に車を走らせる。前方に青信号が見えた。反対車線には、ウインカーを出した右折車が私の通過を待っている。その車の後方には、まだかよ!! と眉間に怒りマークをつけた車が数珠つなぎになっている。
優しい気性が頭をもたげた。気を利かせ、反対車線の右折車を先に行かせようと思った。人生、いや人間としての余裕から? いやいや、常識か^^ぐふっ、、、、、。。。^^
僕は信号手前で減速し、ライトをパッパッと点滅させるためハンドルの右にあるレバーを手前に二回引く。その、、、、、、、つもりであった。
突然、フロントガラスに水が噴き出した。さらにワイパーが高速で動き始め、視界が開けたりふさがったり。想定外のできごとに慌てた。
え? なんで、なんで? 頭がパニック。




ルームミラーで後ろを確認し、さらに減速し止めた!
すぐに、右がダメなら左レバー、と、何回か引く。室内計器類の表示が点り、ライトが点滅したことを知らせた。
「どうしたんだ? 信号で止めて急にフロントガラスの掃除を始めるなんて!」と、その右折車は訝しく思っていたに違いない。右折していいものかどうか迷っている。
やがてパッシングに気づいた車は、パーンとクラクションを鳴らし曲がっていった。



二台あるうちのもう一台は、右レバーを引けばライトが点く。だが、その時乗っていた車は、ライトのスイッチが左だった、それをうっかり忘れていたのだ。
左右のウインカーを出す時も、時々間違える!^ ^;;




ところで最近、物忘れが、、、、、、、酷い。
ここ二カ月の間に、まずPCのマウス。先日日記にも書いたが、メガネ。そして、現在捜索中のマフラー。前者二つは出てきた。が、マフラーはまだだ。
まったく、まいったぱんだ。ホントにヤバイのだ。
僕のようにまだ若ければ、少しボケてきたのか? と冗談言っても笑ってもらえるが、僕より40歳年上の兄の場合にはそうはいかない。
え? 兄の名前? それは、言わぬが花、ってやつだ。お~~桑原、くわばら。





