それはそうと一月一日のこと。新聞を広げた。あまりの新聞の厚さに閉口気味。その中に小さな記事を見つけた。それは二日の天皇の一般参賀のことだった。
突然僕は、「そうだ。明日皇居に行こう」そう決めた、奥さんは驚いていた。
当日の朝八時半に家を出た。十時に皇居に並ぶ集団の後ろに並んだ。だが、そこからが大変。牛歩どころじゃない。延々五時間待ってやっと天皇家が並ぶ広場にたどり着いた。この日、十五万人が参列したという。初めて一般参賀に行った。おそらく最初で最後かな。
今回は平成天皇の最後の一般参賀。記念だ。昼食にありついたのは、夕方の四時だった。
この日、夕方思い出したことがあった。
そうだそうだ、今日は僕の誕生日だ。
やっと成人式だ、じぇ。