先日久しぶりに、二人の孫が群馬の田舎に行ってきた。
「どうだった、田舎は?」
「すごく楽しかった」孫は純粋そのもの。ほんとの気持ちを表してくれる。
「良かったね。じいじばあばもいたの?」
「うんいたよ」
「どこか行ったの?」
「どこもいかなかった」
「そうどこも行かなかったんだ。じゃつまんなかったでしょ」
「ううん。楽しかった」
そうかこの日は雨降りの一日だった。それでも楽しかったというのだから、よっぽどだったのだろう。
群馬に行くと、大抵車でイーオンに行きそこで遊んだり食事したりして帰ってくる。「じゃ、ずっと家のなかで遊んでたの?」
「うん。ゆいちゃんとまさとちゃんと遊んでたの」
「面白かったんだ?」
「うん」
同年代の友達はいい遊び相手。
すると、楽しかったことをもっと聞いてもらいたくて話し始めた。こちらも笑顔で聞いていた。
「良かったね。じゃ、また行きたい?」
「行きたい」
即効で元気のよい返事が返ってきた。
この時、どういうわけか一抹の寂しさを覚えた。
こっちも、じいじとばあばがいる。
――じゃっ、田舎のじいじばあばのところと、こっちのじいじばあばところ、どっちがいい?――
さすがにこのやらしい質問はできなかったし、もし、、、、田舎だったら。
孫は、まだ忖度を知らないしな(笑)^^