田中雄二の「映画の王様」

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『ビッグ・アイズ』

2015-01-15 09:52:46 | 新作映画を見てみた

クリエーターとプロデューサーの才能は別物

 エイミー・アダムスが『ビッグ・アイズ』で、昨年の『アメリカン・ハッスル』に続いて2年連続でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞した。



 ティム・バートン監督の『ビッグ・アイズ』は、1960年代、絵画“ビッグ・アイズ”シリーズでモダンアート界で大きなブームを巻き起こしながら、その後、真の作者を巡って訴訟に発展した画家夫婦の実話を基に映画化したもの。

 “ゴーストぺインター”で妻役のアダムスはもちろん、プロデューサーとしては一流だが、“絵が描けない画家”を演じた夫役のクリストフ・ヴァルツの好演も見逃せない。二人の関係は去年話題になった佐村河内守と新垣隆の関係をほうふつとさせる。芸術家(クリエーター)とプロデューサーの才能は別物なのだ。

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