東国三社(香取神宮、息栖神社、鹿島神宮)を巡るバスツアーに参加し、開運祈願。
バスの車窓から、巨大な利根川の奥に筑波山が見えた。↓
さて、三社そのものを舞台にした映画はないと思われるが、浪曲や講談で有名な『天保水滸伝』は、天保時代の千葉県の東総地域を舞台にした、二人の侠客(笹川繁蔵、飯岡助五郎)の勢力争いを描いた物語。利根川を挟んで行われた「大利根河原の決闘」が有名だ。
『天保水滸伝』はたびたび映画でも描かれているが、中でも、三隅研次監督の『座頭市物語』(62)、山本薩夫監督の『天保水滸伝 大原幽学』(76)が印象に残っている。
前者では、笹川方に助っ人として参加し、闘死した侠客・平手造酒(天知茂)を座頭市(勝新太郎)と絡ませ、後者では、農政学者の大原幽学(平幹二朗)と平手(高橋悦史)を絡ませた。どちらも飯岡助五郎と笹川繁蔵は脇役で、フィクションも交えた外伝的な視点がユニークだった。
さて、神社といえば、テレビで「古事記の世界~CGアニメでひも解く日本誕生の物語」を興味深く見た。
「国生み」「黄泉の国」「天の岩屋」「八俣の大蛇」「根の堅州国」「国譲り」の全6話。古事記の物語は謎が多いが、漫画家の里中満智子と立正大の三浦佑之教授の“推理”がなかなか面白かった。
「古事記」の世界を描いた映画は、東宝製作千本目の記念作品でオールスターキャストの『日本誕生』(59)がある。見直してみようかな。