『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートにインタビュー。
劇中、彼がコモドアーズの「イージー」を口ずさむシーンが良かったと伝えたら、オーディションでのエピソードを語ってくれた。
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1120873
2はもう少し考えて作ろうよ
暴力示談屋のヒーリー(ラッセル・クロウ)と酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)が、失踪した女の捜索でコンビを組み、ポルノ映画のフィルムを巡る謎を追うことになる。この凸凹コンビに マーチの13歳のませた娘ホリー(アンガーリー・ライス)も絡んできて…。
製作ジョエル・シルバー、監督、脚本ショーン・ブラックは、『リーサル・ウェポン』シリーズのコンビ。夢よもう一度とばかりに作ったようなバディ・ムービーだが、残念ながらテンポが悪くて締まらない。ギャグや小ネタも端々に入れ込んでいるのだが、不発弾が多い。『リーサル・ウェポン』のようなシリーズ化を目論んでいるのだとしたら、2はもう少し考えて作ろうよ、といった感じだ。
1977年が舞台だけに、またも「セプテンバー」(アース・ウィンド&ファイアー)「ジャイヴ・トーキン」(ビージーズ)「名前のない馬」(アメリカ)「エスケイプ」(ルパート・ホルムズ)「ラブ・アンド・ハピネス」(アル・グリーン) といった懐メロが大量に流れる。このパターンは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズしかり、『ベイビー・ドライバー』しかりである。
最初は懐かしさにかまけて喜んでいたが、こうも続くと何だか安易な感じもしてきた。時代や心情を表す際に、いささか曲に頼り過ぎてないかい? と思うのである。
それにしても、ラッセル・クロウの太り具合は、思わずメタボ仲間か? と思わされ、他人事ながら心配になる。デ・ニーロ以来、俳優は役によって肉体改造をするようになった。もしやクロウは太ったきり戻らなくなったのか…。