平均的なテレビムービー西部劇
ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、「サケット兄弟」というミニシリーズから派生したテレビムービーで、何とアンドリー・V・マクラグレンが監督した『シャドー・ライダー』(82)。
南北戦争で両軍に分かれて戦った兄弟。終戦後、故郷に戻ると、弟や妹、そして長男の恋人が南軍くずれの一団に連れ去られたことを知る。
兄弟は奪還に乗り出すが…という、よくあるストーリー。
長男サム・エリオット、次男トム・セレック、三男ジョフリー・オスターヘッジ。長男の恋人にキャサリン・ロス、元南軍将校にジェフリー・ルイス、保安官にRG・アームストロング。父ハリー・ケリーJr.、母ジョーン・グリア、叔父ベン・ジョンソンという配役がうれしい。
緩いテンポでコメディーの要素もあり。汽車と馬の追っかけ、牛のスタンピードなど、いろいろと盛り込んではいるが、まあ平均的なテレビムービー西部劇という感じ。エリオットとロスはこの共演をきっかけに結婚したらしい。