『ドク・ホリディ』(71)(1977.11.14.月曜ロードショー)
トゥームストーンの民選保安官選挙に立候補した司法執行官ワイアット・アープ(ハリス・ユーリン)は、政治的野心と富の獲得を狙って、親友のドク・ホリディ(ステイシー・キーチ)を呼び寄せる。
道中の酒場でアイク・クラントン(マイケル・ホイットニー)に絡まれている娼婦ケイト(フェイ・ダナウェイ)と出会ったドクは、アイクから彼女を奪い、町の小屋で同居する。そんな中、駅馬車が襲われ8万ドルが奪われる事件が起き、アープはこれを口実にクラントン一家を弾圧する。
『荒野の決闘』(46)とも、『OK牧場の決斗』(57)とも、全く異なるニューシネマ時代のアープ&ホリディ伝。監督はニューヨーク派のフランク・ペリー。
史実にのっとって描いたというのが売りだったが、史上最も情けなく嫌らしいアープ&ホリディの姿を見せられて、見た者のほとんどを困惑させたいわく付きの映画。
約45年ぶりの再見でイメージは変わるかと思ったものの、あまりにもしんねりむっつりとしているもので、途中でうとうとさせられた。