『地獄への道』(39)からおよそ60年後に、同じくジェームズ兄弟を主人公にしたこんな映画もあった。
『アメリカン・アウトロー』(01)(2009.1.5.)
英雄伝説
久しぶりに民放の深夜テレビを録画して見た。アメリカ南部の伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズ(コリン・ファレル)とその仲間たち、いわゆるジェームズ・ギャング団の動静が描かれる。監督はレス・メイフィールド。
この種の映画は、古くはヘンリー・フォンダとタイロン・パワーがジェームズ兄弟を演じたヘンリー・キング監督の『地獄への道』(39)とその続編でフリッツ・ラング監督の『地獄への逆襲』(40)、ニューシネマ時代のフィリップ・カウフマン監督の『ミネソタ大強盗団』(72)、キーチやキャラダイン兄弟が演じた、ウォルター・ヒル監督の『ロング・ライダーズ』(80)、最近ではブラッド・ピット主演の『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07)などなど枚挙にいとまがない。
彼らは、作られた時代背景や描き方によって、義賊になったり極悪人になったりと忙しいが、所詮、伝説と史実は異なるものであり、そこが面白かったりもする。
この映画では、鉄道会社との確執を中心に、彼らを時代や権力に反抗するヒーローのごとく描いている。なので西部劇というよりも、派手な爆破シーンなどが目立つ、いかにも今風な明るい青春映画という印象を抱かされた。
鉄道会社に雇われながら、心情的には彼らに味方する、ティモシー・ダルトン演じるピンカートンのキャラクターがなかなか面白かった。
【今の一言】成田凌はコリン・ファレルに似ている。
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