田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『ダイバージェントFINAL』

2017-08-20 08:00:50 | 新作映画を見てみた

これでファイナルをうたってはいけない




 近未来、人類が五つの派閥に分割、管理された社会を描いたシリーズのファイナル編。シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、マイルズ・テラー、アンセル・エルゴートら、若手俳優たちのグループ劇的な側面もある。

 結局、シリーズ3作を全て見てしまったが、今回も全ての謎は解かれず、まだ先がありそうな微妙なエンディングだった。これでファイナルをうたってはいけない。

『ダイバージェント』↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bd4b7b923872f2ded91784ddc5db8e60

『ダイバージェントNEO』↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3462bf895bc00a09e825e80378ac193a

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【ほぼ週刊映画コラム】『ベイビー・ドライバー』

2017-08-19 17:30:35 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

カーチェイス版の『ラ・ラ・ランド』か!?
『ベイビー・ドライバー』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1120705
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カントリー歌手のグレン・キャンベルが亡くなった

2017-08-15 17:57:06 | 映画いろいろ

 「ジェントル・オン・マイ・マインド」、「恋はフェニックス」、「ウイチタ・ラインマン」、「カミング・ホーム」(コカ・コーラのCMで親しんだ)、「ラインストーン・カウボーイ」(シングルレコードを買った)、「哀愁の南」…。カントリーの枠を超えた“いい曲”をたくさん歌ったシンガーだった。

 ところで、以前「ジョン・ウェイン映画を彩る音楽」というコラムを雑誌に書いたことがある。調べる中で、ウェインは後期の映画で人気歌手と共演することが多かったことに気付いた。

 例えば、『リオ・ブラボー』(59)ではディーン・マーティンとリッキー・ネルソン、『アラスカ魂』(60)ではフェビアン、『アラモ』(60)ではフランキー・アバロン、そして『勇気ある追跡』(69)ではキャンベルといった具合に。

 その中から、マーティンの「ライフルと愛馬」、ジョニー・ホートンの「アラスカ魂」、ブラザース・フォーの「遥かなるアラモ」といったヒット曲も生まれた。



 中でも、キャンベルが「ワン・デー・リトル・ガール~」と歌い、アカデミー賞の歌曲賞候補にもなった「勇気ある追跡=トゥルー・グリット」(作詞ドン・ブラック、作曲エルマー・バーンスタイン)は好きな曲だ。ウェインを讃えるショーではテーマ曲のように扱われていた。

https://www.youtube.com/watch?v=8qyxA38zsZU


 ところで、キャンベルは『勇気ある追跡』ではこの主題歌に加えて、テキサス・レンジャーのラブーフ役を演じた。最後は自らの命を賭してコグバーン(ウェイン)とマティ(キム・ダービー)の命を救うという儲け役だった。

 リメーク版の『トゥルー・グリット』(10)ではマット・デイモンが同じ役を演じている。もちろん巧さという点ではプロのデイモンの方が上だが、キャンベルもなかなかいい味を出していたと思う。

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ゴジラ(中島春雄)死す

2017-08-14 17:45:01 | 映画いろいろ

ゴジラの“中身”を演じた中島春雄さんが亡くなった。

 

 ゴジラ伝説にその名をはせる人はたくさんいる。例えばプロデューサーの田中友幸、監督の本多猪四郎、特技監督の円谷英二、音楽の伊福部昭…。だが、ことゴジラに関する限り、中島さんの功績は彼らに勝るとも劣らない。

 何しろ彼こそがゴジラそのものだったのだから。オレたちの世代がCGのゴジラに今一つなじめないのはひとえに中島さんのせいなのだ。日本ではスーツアクターは日陰の存在だが、その死に際しての海外での反響の大きさを見ると、努力が報われた幸せな一生だったのだと思えてうれしくなる。
https://www.youtube.com/watch?v=_oBNEG8kLfQ

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【ほぼ週刊映画コラム】『スパイダーマン:ホームカミング』

2017-08-12 15:10:59 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

“ご近所のヒーロー”が新登場
『スパイダーマン:ホームカミング』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1120047
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浅草演芸ホールの昼の部へ

2017-08-07 10:17:39 | 落語

久しぶりに浅草演芸ホールの昼の部へ



プログラムは(演目はうる覚え)

落語:前座(つる)
落語:三遊亭遊里
曲芸:小助・小時
落語:瀧川鯉斗(転失気)
落語:三遊亭遊史郎(鈴ヶ森)
漫才:宮田陽・昇
落語:三遊亭圓丸(お菊の皿)
落語:春風亭柳橋(子ほめ)
俗曲:檜山うめ吉
落語:桂伸乃介(真田小僧)
落語:古今亭寿輔(漫談)
落語:笑福亭羽光(漫談)
漫談:ぴろき
落語:瀧川鯉昇(粗忽の釘)
落語:春風亭昇太(漫談)
曲芸:ボンボンブラザース
落語:三遊亭小遊三(鮑のし)
大喜利:噺家バンドにゅうおいらんず
「タイガー・ラグ」「私の青空」「ダイナ」「セントルイス・ブルース」「聖者の行進」

おまけの演奏も含めて、5時間以上楽しませていただきました。
寿輔の世間話風落語と「明るく陽気にいきましょう」のぴろきのウクレレ漫談、そしてボンボンブラザースのパントマイム曲芸が我がお気に入り。

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【コラム】「将棋に人生を懸けた男たち」将棋映画

2017-08-07 08:00:06 | 映画の森

共同通信社が発行する週刊誌『Kyoudo Weekly』(共同ウイークリー)8月7日号で、
『映画の森』と題したコラムページに「将棋に人生を懸けた男たち」として将棋映画を紹介。

クリックすると拡大します↓



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【ほぼ週刊映画コラム】『ひまわり』

2017-08-05 18:17:50 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

「ひよっこ」を見て思い出した
『ひまわり』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1119348
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『ライトスタッフ』『ひまわり』など

2017-08-03 08:20:27 | 映画いろいろ

 渋い脇役のマーティン・ランドーが亡くなった。癖のある顔が災いしてか、ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』(59)など、若いころから“ちょっと異常な悪役"を演じることが多かった。アクターズ・スタジオの同窓生スティーブ・マックィーンと共演した『ネバダ・スミス』(66)でも、マックィーンに復讐される役だった。

 テレビドラマ「スパイ大作戦」のほか、B級ホラーやSF作へも数多く出演したが、ベラ・ルゴシを演じてアカデミー賞を得た『エド・ウッド』(94)でやっと名優の仲間入りを果たした。作となった『手紙は憶えている』(15)での名演も忘れ難い。

 ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロが亡くなった。彼が最期に聴いていたのはジョン・フォード監督の『静かなる男』(52)の音楽だったらしい。

 ちょっと意外な感じがするが、これは例えば、エログロ映画を数多く監督した石井輝男が、助監督に就いたこともある成瀬巳喜男の映画に憧れていたという意外性にも通じるのだろうか。

 フランスの名女優ジャンヌ・モローが亡くなった。モローと言えば、ルイ・マルの『死刑台のエレベーター』(57)フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』(62)など、いわゆる名作が多いのだが、オレにとっては『マドモアゼル』(66)『黒衣の花嫁』(68)や『バルスーズ』(74)での、アブノーマルな崩れた熟女の姿の方が衝撃的だった。

 劇作家でもあったサム・シェパードが亡くなった。シェパードと言えば、何と言っても『ライトスタッフ』(83)のチャック・イエーガー役!カッコよかったぜ。

その『ライトスタッフ』はこんな映画↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b4c576ae0a8be62dc62701867de39389

 朝ドラ「ひよっこ」の、記憶喪失の夫と別の女性が暮らす家を妻が訪ねる…という設定を見ながら、ビットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ共演の『ひまわり』(70)を思い出した。

その『ひまわり』はこんな映画↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/122bd47cf806fcb4639fd2306e339148

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『リオ・グランデの砦』

2017-08-01 08:00:36 | 映画いろいろ

“フォードの魔法”に満ちた一編



 ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、『アパッチ砦』(48)『黄色いリボン』(49)に続く、ジョン・フォードの騎兵隊三部作の一編『リオ・グランデの砦』。『黄色いリボン』が騎兵隊を舞台に描いた男やもめの話なら、こちらは夫婦と親子の物語。ジョン・ウェイン演じる主人公の名前は『アパッチ砦』と同じカービー・ヨークだ。

 俳優たちのアンサンブル、圧倒的な景観、バート・グレノン&アーチー・スタウトのカメラワーク、人馬一体となった見事なアクション、適度なユーモア…と、まさに“フォードの魔法”に満ちた一編。何の気なしに見始めたのだが、いつの間にか引き込まれて結局最後まで見てしまった。

 ところで、昔々、初めてテレビでこの映画を見た時に、随分若くてきれいなお母さんだなあと思ったモーリン・オハラは公開当時(50年)30歳。つまり老け役だったということか…。

 あまりひげの似合わないジョン・ウェインは43歳、『子鹿物語』(46)の名子役で息子役のクロード・ジャーマンJrは16歳、脇を固めるフォード一家のベン・ジョンソンは32歳、ハリー・ケリーJrは29歳、ビクター・マクラグレンは54歳。そして御大ジョン・フォードは56歳。フォード以外はみんな今のオレよりも年下だったのか…。

 ところで、リオ・グランデ川と言えば、パンフレットにコラムを書いた新作西部劇『ある決闘 セントヘレナの掟』の舞台ともなっていた所。両作の違いを見ると、いろいろな意味で隔世の感を抱かされる。
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e3e261adff5a33637f35e8448bbb8a36

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