7月22日(日)
嵯峨野 天龍寺・竹林の続きです。
嵯峨野の竹林を抜け、やってきたのは大河内山荘。
大河内山荘は、時代劇スター大河内傳次郎が残した、
敷地約2万平方メートル(6000坪)の別荘です。
受付での拝観料1000円に1瞬どきっとしたものの、
お茶とお菓子付きと書いてあるのをみて、それならいいやんね。
入ったら、すぐにお茶席もあるのですが、私達はお茶は後にして
まずは、山荘を周ってみることにしました。
中門
庭園への入り口の中門、なんだかとっても風流な作り。
先を行かれる外国の方が、何度も写真を撮っておられました。
大乗閣
大河内傳次郎は、34歳から、64歳でこの世を去るまでの30年間、
映画出演料の大半を、この庭の創造に注ぎ込んだと言われています。
その中でも、もっとも彼が愛したのが、この大乗閣。
凛としていて、静かで、心休まる場所ですね~。
ここまで来たら振り向いて見て下さい。。と書かれていたので、
素直に振り向いて、カシャ。
おぉ~
比叡山、大文字、東山三十六峰の山々を借景に素晴らしい景色が
広がっています。
でも、外人さんが、目の前におられて。。
外人さんも、この景色に感動されている様子ですよ~。
今度は、ちょっと外人さんにどいてもらって、景色だけを御紹介。
夏の深い緑色の山々や庭園も綺麗だけど、
これって、紅葉の頃だったら、山が赤く燃える木々で染まり、
どんなにか美しい事でしょうね~。 今度は秋にも来てみたいです。
こちらは、反対方向、嵐山を臨む見晴らしですよ。
胸がすかっとするような、見晴らしですよね。
歩いている途中、なぜかちょっとだけ紅葉したもみじが。。
秋もお待ちしています。。という事かな。
持仏堂
この大河内山荘の始まりはこの持仏堂であったそう。
ここで、大河内傳次郎は、念仏し、瞑想し、静寂を得て、
滴水庵、大乗閣と、逝去するまで創作を続けたのだそうです。
茶室滴水庵
茶室滴水庵に続く道は、美しい苔で覆われていました。
大原の三千院の苔庭は、とっても綺麗ですが、
こちらの苔庭の美しさも負けてはいませんよ~。
しっとりとした感じが、とても素敵な茶室滴水庵の前庭でした。
ただ、コンクリートの道ではないので、足の悪い方は歩きにくいと思います。
残念だけど、ここには母は連れてこれないな。。。と思いながら歩いていました。
月香亭
そして、そのまま、細い道を歩いていくと。。
市街を一望できる展望台、月香亭です。
京都タワーも、小さく小さく見えていますよ。
風に吹かれながら、京都の街を見下ろすことしばし。。
いや~、本当に気持ちのいい展望台でした。
大河内傳次郎資料館
大河内傳次郎は、大正・昭和の時代を生き抜いた時代劇の名俳優で、
「丹下左膳」 で有名な銀幕の大スターであったそうです。
でも、私も、丹下左膳や大河内傳次郎という名前は
聞いたことがあるけれど、実際の記憶はありません。
これ本当ですよ。。
だって、私が小学1年か2年の時に、亡くなってられるのですから。。
お茶席
ぐるっとお庭を周って喉が渇いたタイミングでお茶とお菓子を
よばれます。
お菓子は、鶴屋吉信のオリジナル最中。
お抹茶は、なんと冷た~いお抹茶です。
乾いた喉に浸み入る冷たさで、ほんと、嬉しい~。
歩いてきた疲れが、飛んでいくような感じがしました。
そういえば、長男のお嫁さんも、この大河内山荘が大好きだったな~。。
今は、赤ちゃんが生まれたばかりで無理だけど、
いつか、また見せてあげたいな~。。
そんな事を思いながら頂いたお抹茶でした。
四つ葉のタクシー
大河内山荘からの帰り道、次男のお嫁さんが四つ葉のタクシーを
見つけました。
四つ葉マークのタクシーは、ヤサカタクシー1200台(今は1400台らしい)の内
たった4台だけのタクシー。
あとは、三つ葉マークなんですよ。
だから、このタクシーに出会うだけでもラッキーな気分になるし、
乗れたら最高なんです。。、という私は、まだ乗った事はありませんが。。
乗った人は、四つ葉のクローバー搭乗記念カードを
一人一枚もらえるとか。。
いつの日か、乗ってみたいな~。
この珍しい四つ葉マークのタクシーを、
うちのお嫁さん達は二人とも、よく見つけるんですよ。
ここに観光客を乗せてやってきたタクシーなのでしょうね。
ちょっと、タクシーの横で、記念撮影の次男夫婦。
ラッキーな事があるといいね~。
そして、嵯峨野の竹林をもう一度戻ります。
大河内山荘側から見た竹林。
時代劇などでも、よく使われている風景ですよね。
高島屋京回廊 うな徳
そして、やっとお目当てのうなぎやさんへ。
お腹すかしの観光の方がメインになってしまいましたが、
うなぎの櫃まぶしで、本日の体力を補います。
最初はそのまま、次は薬味を乗せて、その次にうな茶漬け、
そして、最後は、自分の一番気にいった食べ方で。。
という、お決まりの食べ方で、櫃まぶしを楽しみました。
次男達も、美味しい~と満足気。
やっぱり、いっぱい歩いた後のご飯は美味しいですよね~。
お土産 老松 夏柑糖(なつかんとう)
嵯峨野の老松で、うち用と次男達と、
主人が、一個ずつ夏柑糖(なつかんとう)のお土産を買ってくれました。
日本の純粋種の夏蜜柑果汁と寒天を合わせて、
また皮に注いで固めたお菓子です。
酸味と甘みがうまく合わさっていて、私はこのお菓子が大好き。
でも、結構高価なので(1個1450円)、
なかなか口に入らないんですよね。。
1個を三分の一にして、主人と母との3人で分け分け。
それでも、結構ボリュームがあって、食べ応えがあります。
やっぱり美味しいね~。
でも、いつか、まるまる1個食べてみたいな~。