京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

九州旅行② 黒川温泉

2014-03-21 14:20:00 |  国内旅行

またまた御無沙汰してしまいました。

3月に入って、急に仕事が忙しくなってしまいました。
忙しい事自体は嬉しい事なのですが。。
あれやこれやとしなければならない事、考えなければならない事もいっぱいあって、
毎日くたくた状態で過ごしています。

そして。。


あの未曾有の震災から丸3年が経ちましたね。

震災で大切な家族を失った方が、

悲しみや辛さは、日が経つにつれ薄らぐどころか、
大事な人を助けられなかった事への後悔ややりきれなさが
心の中でより一層増していると語ってられました。

突然奪われた愛する人への思いは、時が忘れさせてくれる程簡単なものではなく
四季が来るたび、その人と共に生きた日々を思い出し、

その人がいない季節を、自分だけが生きなければならない哀しみは
いかばかりのものでしょう。

それでも前を向いて、人の前では笑顔を作って歩いていこうとしている人達。

そうするより他ないでしょう。。と、静かに笑ってられますが、
本当に強いな~って思ってしまいます。

思い通りいかないとすぐに落ち込んでしまう私、
もっと、強くならないとと反対に励まされてしまいます。
本当なら、励まさなければならない立場なのにね。

 

被災地の方に、少しでも早く本物の笑顔の日が来ますように。(3・21)

 


  九州旅行① 由布院   九州旅行② 黒川温泉
 九州旅行③ 鹿児島    九州旅行④ 指宿  九州旅行⑤ 指宿から京都へ

 

さて、九州旅行、由布院での昼食の後、目指すのは黒川温泉です。

    九州旅行① 由布院  からの続きです。

実は、初日に鹿児島のお墓参りを予定していたのですが、
旅行社の手配ミスで、黒川温泉が先となってしまいました。

おじいちゃん、おばあちゃん、待っててね~。
明日はお墓参りにいくからね~。

ということで、先に、黒川温泉を楽しむ事に。

 

 黒川温泉

黒川温泉は、 筑後川の源流、田の原川沿いに広がる湯の里です。

私たち夫婦は、なんと4回目の黒川温泉。黒川温泉にしっかりとはまっています。
母は、私たちの話を聞いて、一度行ってみたいと思っていたよう。

2011年黒川温泉  九州旅行7 黒川温泉・里の湯和らく   
過去3回の黒川温泉巡り   黒川温泉番外編 黒川温泉巡り

 


由布院から1時間半ほど、やっと黒川温泉にやってきました。

 

 黒川荘

まずは、本日のお宿、黒川荘へ。

黒川荘は、黒川温泉街からは少し離れていますが、渓流沿いにある
静かで情緒あるお宿です。 

以前黒川荘の露天風呂に入ったことはありますが、泊まるのは初めて。

13年前初めて、主人と二人黒川温泉に来た時からの
憧れの黒川荘に泊まれるなんて嬉しい。

しかも、母もいっしょに来れてほんとよかったです。

お菓子とお抹茶でほっこりした後、明るいうちにと、
黒川温泉街に行ってみることにしました。

 黒川温泉街

昔ながらの和風旅館が建ち並ぶ黒川温泉街。

いつ来ても、ほっとするこの雰囲気。
日本人の故郷。。。そんな感じのする温泉街、大好きな風景です。
 

 黒川温泉の各宿は、それぞれ趣の異なる露天風呂を持っていて、
湯めぐりをすることもできるんですよ。

こちらは、13年前黒川温泉で私達が一番目に訪ねた新明館。

洞窟風呂で有名な旅館です。

 田の原川に架かる橋からみた、川沿いの旅館。

こんな景色を母にも見せてあげたくて黒川温泉にやってきたのですが、
母もこの情緒ある雰囲気を気にいってくれたようでした。

 こちらは、黒川温泉の案内所。くまもんの鞄が可愛い~。

 

やまびこ旅館の露天風呂

主人と二人で来た時は、湯めぐりの手形を買って、
泊まる温泉以外に、2つ3つと湯めぐりをするのが常でしたが、

今回は母と一緒。そんなに湯めぐりする訳にはいきません。

それでも、せっかくだからと一つだけ、
やまびこ温泉のお風呂に行ってみることにしました。

 やまびこ旅館の露天ぶろは、黒川温泉の中でも一番大きいのだとか。。

 母をそのお風呂に入れてあげたかったのですが、

本日は、その大きいほうの露天ぶろは男性用。
女性は小さめの露天風呂で、ちょっと残念。。


でも、母と二人自然の木立と光の中貸し切り状態で入った
黒川温泉の湯は、忘れられないものになりました。

 

大きな露天風呂に入った主人は、
誰もいないので、写真だけでも撮ってきてあげる。。と言って
露天風呂の写真を撮ってきてくれましたよ。 

 

 黒川荘

 さて、黒川温泉街の散策から戻ってきました。

 

渓流沿いの緑の中にある黒川荘。

ここにいるだけで、マイナスイオンをいっぱいに吸って、心も体も元気になれそう~。

 レトロな電球が優しい光を放っています。 

 

離れ「木もれ陽の棟」

 本日のお部屋は、離れのお部屋「木もれ陽の棟」

黒川荘の中でも人気のお部屋だそうですが、雰囲気は重厚感のある田舎造り。

 

洗面所の洗面器も水道官もレトロ感満載です。
コンセントも大正時代風で素敵。

囲炉裏端で夕御飯

 お食事は、お部屋のこんな囲炉裏ばたで頂きます。

囲炉裏の炭におれんじ色の暖かい火が入ると、
お料理も一層美味しそうに見えますね。

パチパチ炭の燃える音もして、昔話の世界に入り込んだような錯覚に。 

先付は、秋茄子と糸南瓜の酢のもの、

小鉢は、芋茎(ずいき)の胡桃(くるみ)白和え。この白和えすっごく美味しかったです~。

酒肴(しゅこう)は、むかごを石垣のように並べたむかご石垣、
海老の蓑揚げ、子持鮎甘露煮など。。

どれも手の込んだお料理です。

天草の鱧と、阿蘇小国のほうれん草、それに大きな松茸入りの澄し汁も
すっごく美味しかったな~。

 鯛・車海老・やりいか・それに馬刺しのお造りは、自分ですったワサビで。

自家製の絹厚揚げや、鮎の一汐焼き、肥後牛の炭火焼。。

次々に出てくる、地元の食材を使った美味しくて心のこもったお料理の数々。。

母も、美味しい~といっぱい食べてくれました。

もちろん、主人も私も大満足です。

小国米の白米と合わせ味噌のお味噌汁。
お漬物は、京都の物に比べたらちょっと辛目ですね~。

果物の盛り合わせと、ほうじ茶のプリンも全員完食です。

パチパチ燃える囲炉裏のそばで、ゆっくりと頂いた夕御飯。
給仕をして下さる旅館の方と、時々話をしながら
静かに、和やかに時間は過ぎていきました。

お料理もだけど、この時間がとってもとっても贅沢でした。 

 

 夜の温泉

お部屋には露天風呂が付いているので、
あまり夜の大浴場はみなさん利用されないみたいですが、

私と主人は、ちょっとだけ大浴場に行ってみることにしました。

母は、後でお部屋の露天風呂に入るからいいわと言ってパス。

ライトアップされたこんな道を歩いて大浴場へ向かいます。

 

黒川荘の露天ぶろは、屏風岩風呂が有名ですが、
夜の広い露天風呂には先客の女性が一人だけ。。

少しだけその方とおしゃべりしながらお風呂に入って、
その方が、「お先です~。」と言って先に上がられた後は、
私もすぐにお風呂から出ました。

 だって、広い広い露天風呂に一人は。。やっぱりちょっとね。

 

主人もやっぱり一人っきりだったみたいで、すぐに上がってきて
二人で離れのお部屋に戻りました。

そして、その後、母とお部屋の露天風呂に入って。。と、
本日はお風呂三昧です。

 

さて、明日は黒川から鹿児島まで車で走り、
鹿児島で祖父母のお墓参りです。
では、お休みなさい~。

 

  (九州旅行③ 鹿児島へ続きます。)

 

 

 

 

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