この週末、すごい寒波が訪れているようです。
京都も昨日は大雪がふるとばかり思っていたのですが、
雪はぱらぱら。。。
でも、底冷えと北風のきつい寒い寒い京都でした
東北や北陸ではすごい雪が降っているとのこと
雪かきなども大変なことでしょう。
どうか、気を付けてお過ごしくださいね。
10周年記念のコメント、ちょっとずつですが
増えています。
皆さま、本当にありがとうございます。
見えないけれど、画面の向こうに、
コメントを下さった皆さんの笑顔が浮かぶようで
嬉しいな~と思っています。
北は横浜から、南は広島、いや、南はシドニーからも
コメントを頂きました。
北は東北、南は九州とかおられないかな~なんて
勝手に思ってますが、厚かましすぎますよね。
コメント返しは、コメント欄に書いていますので
コメントを下さった方お返事読んで下さいね。
さて、昨年の忘年会のお話になりますが。。
とっても美味しいフレンチのお店を見つけました。
ラ・ビオグラフィ
衣棚通り御池を少し南へ下がったところにある
ラ・ビオグラフィ。
11月30日(水)
一年に一回の友人達との忘年会なので、
ちょっとリッチなフレンチをというコンセプトで
探し当てたお店です。
町屋風の建物の1階にツタが這う
シックなレンガ造りのお店、ラ・ビオグラフィ。
ビオグラフィという意味は「伝記」だそうで、
今日まで、このお店のシェフが受け継いだ技術や精神などを、
伝記のように、次世代に伝えたいという願いから
つけられた名前だそうですよ。
お店の中へ
お店の方が気付いてドアを開けてくださいました。
お待ちしておりました~と、明るい笑顔です。
町屋特有のうなぎの寝床の造り。
奥にずず~っとつながっています。
うわ~、素敵なアンティークのグラスたち。
私が集めているショットグラスとは、格段の差です。
。。というか、比べ物にならないお値打ちものですね。
素適なオブェを見ながら、奥のお部屋へ。
ラ・ビオグラフィは、ミシュラン京都が初めて創刊された年、
フレンチ部門で唯一星を獲得したお店のシェフ
滝本将博氏が独立して出されたお店。
どんなフレンチが頂けるのか楽しみです。
中庭が見えるのも京町屋の特徴、いいですね~。
テーブル席はどの席もこの中庭に面していて、
和風の暖かなお庭を見ながらフレンチを頂けます。
奥に個室も一つあるようでした。
お食事の始まり
白い飾り皿も素敵。いよいよお食事の始まりです。
最初に出てきたのは森のアロマと名付けられた
ヒノキを浸けたお水。
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お食事前の小さなアミューズはサブレ。
テーブルの上には和紙を使った切り絵のランタンが。。
素適ですね。
フレンチだけあってエッフェル塔が見えていますよ。
アペリティフ
次に出てきたのは、アペリティフ。
食前酒用のおつまみってところでしょうか。
可愛くて、華やかで、思わず皆でわ~っ。
そぼろコルネ・カカオ・パテ・大根ルーレ。。
丸太に差し込まれたビスケットは、原木椎茸の香りがいっぱい。
一つ一つに、工夫とシェフの思いがいっぱい詰まっている感じで、
どれから食べる??ね、どれから?
って、私達、嬉しい悩みです。
実は、私達、車で来ているのでドリンクは注文していなかったのですが、
ノンアルコールでもちょっとお酒気分で食べてみたいと、
この地点で、ノンアルコールのドリンクを注文してしまいました。
滝本シェフの通年のスペシャリテ
次に出てきたのは、卵 ショー・フロワー 小宇宙1999 と命名された
卵料理。滝本シェフの通年のスペシャリテだそうです。
たんなるゆで卵ではありませんよ。
京都大原山田農園さんの濃厚な半熟卵を一番下にして、
シブレット(ねぎの一種)メイプルシロップ、ワインビネガーなど
が入ったエピスクリームが上に乗せてあります。
よく混ぜて頂くと、なんとも不思議な味わい。
甘み、辛み、酸味、。。
なるほどこの複雑な美味しさが小宇宙なのか~と妙に納得です。
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そのメニューが完成した年だそうで、
この卵料理は1999年に完成したという事ですね。
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さて、この後が前菜・メイン料理へとなっていくのですが、
頂いたメニューの紙をなくしてしまって
ちゃんと紹介することができなくて残念。
でも、この前菜の美しさ。美しいばかりではなく、とっても美味しい~。
下鴨のお店で焼いてもらっているというパンも、ふわふわもちもち。
海老のラビオリの入ったブイヨンスープ。
このブイヨンもすっごく美味しかったな~。
お魚料理は、皮の焼き加減と身のジューシーさが抜群。
久々に、本当に美味しい~と思った焼き加減の魚料理でした。
お肉料理は、 霜降り信州和牛
こんがりと焼けた美味しそうなお肉を見せて下さいました。
うわ~、美味しそう~。
このお肉をスライスして、持ってきてくださった一皿です。
お肉と野菜のお花畑みたい。。
滝本将博シェフの得意とするのは、時間をかけながら加熱調理をする
“火入れ”だそうで、
お肉が余り得意でない私が本当に美味し~と思ったお肉でした。
デザートと焼き菓子
デザートは2種類で、一つ目は、ハーブを使用したジュレ。
ペースト状のマンゴーが乗っていたっけ。。
さっぱりと美味しく、 牛肉料理の後にぴったり。
もう一つは、チョコレートの帽子をかぶったチョコケーキ。
濃厚なチョコレート、満足満足の一品でした。
コーヒーの時には、焼き菓子も出てきましたよ。
アーモンドのメレンゲやマカロン。。
最後の最後まで、いっさい手抜きをしていないのが分かります。
こちらの食器類は、白が基調ですがどれも素敵。
コーヒーは、ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップで
出てきました。
サーブして下さる方も、とってもきちんとされているけれど、
笑顔で色々と説明したり、にこやかにお話して下さったり、
とてもいい気分でお食事できました。
一年の終わりのランチが、こんなに素適なお店で
よかった~。
滝本シェフ
最後に、テーブルまで挨拶に来て下さった滝本シェフ。
色々とお料理の事も聞いてみたかったけど、
こちらに知識がなくて。。
でも、ダンディーなシェフですよね。
お料理の見た目の美しさ・お味、雰囲気、
色々な面で一気にファンになってしまったお店。
もう一度行きたい~と思うお店でした。
今度は、アペリティフをお酒を飲みながら食べてみたいです。
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