法事・柳生亭・からおけ

父が亡くなって丸２２年。
先日、２３回忌の法事を迎えました。

息子たちが学生の頃は、テストがあったり
部活の試合があったりで、なかなか
おじいちゃんの法事に参加できていませんでした。

でも、今回は、東京から、大阪から、
二人とも、法事に帰ってきてくれました。
おじいちゃんもきっと喜んでくれているだろうな～。

法事を行ったお寺さんのお庭です。


父が亡くなったとき、長男が４歳、次男が２歳。
実家に帰った時、二人を赤い車に乗せてぐるぐると
近所を回ってくれた父。
息子たちも、赤い車のおじいちゃんと
父の事を今でも覚えてくれています。

父が亡くなり、最後のお別れをした後、
火葬場で、煙突から上がる煙を見て
「あれは、なに。。」と聞いた長男に、
「おじいちゃんも、煙にならはるんやで。。」と、説明した私。

突然大声で、長男が
「おじいちゃん、焼いたらあかん～～」
と、泣き叫びました。

泣き続ける長男を抱きしめながら、私も母も。。
みんなが、またまたもらい泣きしてしまった思い出があります。
いつまでも、忘れることのできない切ない思い出です。


法事を無事に終えて、その後は皆でお食事に。
いつもなら、お寺の和尚さんにも来て頂くのですが
今回は、和尚さんがお忙しく、身内だけの会。

遠いところからわざわざやって来てくれたんやし。。と、
息子達の事を考えて弟が選んでくれたのは
お肉がすばらしくおいしいという柳生亭でした。

山科　柳生亭



山科の大石橋にある柳生亭。
静かな落ちついた佇まいのお店です。



まずは、牛肉のたたきと、あぶり牛トロ。
私はお肉は、あんまり得意ではないので、
生肉はちょっと。。なのですが、
ここの牛肉は、最高～、大トロみたい。。
すっごくおいしかったです。



すき焼き班と焼肉班に分かれて。。



すき焼きのお肉のきれいな事。。
写真を撮っていたら、お店の方が

「このお肉を待ち受け画面にされている方もおられるんですよ。。」
　

たしかに、薔薇の花のヘッドといい、芸術的です。



私はすき焼き班。
たまごをくぐらせたお肉は、あっという間に
口の中で溶けてしまいました。



こちらは、焼肉班の方のお肉。
こちらも、とってもおいしそう～。



ビールやお酒も飲み放題で。。
この赤ワインも、お肉にぴったり、おいしかったです。

お酒を飲む事が大好きで、そのひょうきんな人柄で
皆をいつも笑わせていた父。

きっと、今頃、
「おい、おれにも飲ませろよ。。」なんて思いながら
どこからか見ていているんだろうな～。




その後は、主人、母、私、長男、次男、
それに弟と姪っ子も加わって、河原町のカラオケへ。

母のカラオケデビュー

母が一度、息子たちの歌声を聴きたいと
言っていたのを思い出し、このチャンスにと思い、
河原町のカラオケ、シダックスへ。
母にとっては、８３歳にして人生初めてのカラオケデビューです。

私たちは家族でたま～にカラオケに行きますが
弟にとっても、愛娘の歌声を聴くのは初めてで、
高校生の姪っ子も、父親の歌声を聴くのは初めてだったよう。。
弟は、初めて娘の歌声を聴いた～と感激していました。

母は息子達や姪っ子の歌うテンポの速い歌に
びっくりしつつも楽しそう～。
主人も、弟も、私も、それぞれ１８番を御披露して。。

そして、聴くばかりで歌わない母を誘って、
「青い山脈」を、私と母の二人、
マイクを１本ずつ持って歌いました。

母の背中をとんとんと、リズムを取りながら歌った「青い山脈」
初めは小さな声だった母も、
最期にはちゃんと大きな声で歌ってくれました。

賑やかなことが大好きだった父も、きっと、
「ほ～、これがカラオケというもんか。。」と
喜んでくれているだろうな～。

そして、家に帰ってからは、長男の買ってきてくれた
ケーキを食べながら、ライムを搾ったコロナビール。



皆で、遅くまで、父の思い出話に花が咲いた夜でした。

　　　

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