北欧旅行7ウルヴィック散策~ツヴィンデの滝の続きです。
素晴らしき北欧4ヵ国周遊ハイライト行程
1フィンランドへ出国・ヘルシンキ市内観光1 2フィンランド・ヘルシンキ市内観光2
3フィンランド・ベストウエスタンプラスハーガホテル 4ノルウェーベルゲン市内観光
5ノルウェー・ベルゲン世界遺産ブリッゲン地区 6ハダンゲルフィヨルドブラカネスホテル
7ノルウェー・ウルヴィック散策~ツヴィンデの滝 8ノルウェー・フロム山岳鉄道の旅
9ノルウェーソグネフィヨルドクルーズ 10ソグネフィヨルドスタルハイムホテル
11ノルウェー・スターブ教会・オスロへ 12ノルウェー・オスロ・フログネル公園
13オスロ・王宮・国立美術館 14オスロ国立美術館ムンクの叫びとその生涯
15大型客船DFDSシーウェイズ1 16大型客船DFDSシーウェイズ2
17デンマーク・コペンハーゲン人魚姫の像 18コペンハーゲン・カステレット要塞
19コペンハーゲン・アマリエンボー宮殿 20 デンマーク・ニューハウン地区
21ストロイエ・ロイヤルコペンハーゲン 22デンマーク・昼食スモーブロー・ホテル
23デンマーク・チボリ公園 24デンマーク・クリスチャンボー塔からの眺め
25ストロイエショッピングと夕ご飯 26デンマーク~スウェーデン国際特急SJ2000
27スウェーデン・ストックホルム市庁舎 28スウェーデン・ストックホルム市内バス観光
29スウェーデン・ガムラスタン・ノーベル博物館 30ガラムスタン散策・夕ご飯
31スウェーデン・ホテル・スーパー・スカイビュー 32 帰国・お土産
7月8日(水)
ヴォス駅かフロム駅か
ツヴィンデの滝を出て20分ほど、
バスは自然の風景の中を快適に走り続けていました。
と、その時、突然、バスの運転手さんと添乗員さんが、
なんだか言い争っているような感じが。。
私達は、バスの前の方の席に座っていたのですが、
フロムじゃないです!ヴォスです!と添乗員さん。
いいや、俺はフロムと聞いている。。と運転手さん。
違う違う!ヴォス駅です!と、添乗員さん。。
みたいな会話が聞こえてきます。
何々。。どうしたのと思っていたら、
突然バスがUターンして、元来た道を戻り始めました。
添乗員さんによると、運転手さんはこのままフロム駅まで
バスでいくつもりでいたみたいなのです。
私達は、ヴォス駅から山岳鉄道に乗ってフロム駅まで行く
はずなんです。。
山岳鉄道に乗るというのが、このツァーの売りの一つでもあるのに
このままフロム駅までバスで行ってしまったら大変です。
ツヴィンデの滝を出た時にバスは反対方向に行ってしまっていた
みたいなんですけど、そんなことは知る由もなく。。
添乗員さんが、どうもおかしいと気付いた時には、
すでに20分ほど進んでしまっていて、
。。。ということは、ツヴィンデの滝に戻るのに20分かかるし、
それからヴォス駅へ行って、電車に間に合うのでしょうか。。
ヴォス駅
運転手さんが、ガンガンに飛ばしてくれたのと、
添乗員さんが、あらかじめかなり余裕を持ってスケジュールを
組んでいてくれたので、
なんとかヴォス駅の山岳鉄道に間に合う事ができました。
よかった、よかった。。
とにかく間に合ってよかったですが、
時間がぎりぎりなので、駅でお土産屋さんをのぞいたり
買ったりする余裕はありません。
本当なら、ヴォスの街も少し見れたかもしれないのに、
仕方ありませんね。。
さて、これから、ベルゲン鉄道に乗って、
フロム山岳鉄道の玄関口ミュルダールに向かいます。
ヴォス駅からベルゲン鉄道
ヴォス駅のホームで待っていると、
あっという間に、ベルゲン電車がやってきました。
実は、私、事前にベルゲン電車をネットで調べて、
進行方向のどっち側に座ったらいいのかチェックしていました。
えらいでしょう~
主人と一緒に情報通りに席を取ったのですが。。
ところが。。
あれ。。おかしいな。。
進行方向左側が綺麗と書いてあったのに、左側は山ばっかりで
美しい景色が広がるのは右側ではありませんか。。
こういう景色が広がるのは進行方向右ばかり。。
うそ。。なぜ。。
主人には、え~。。左側じゃなかったの?って言われるし、
私も楽しみにしていた写真が撮れないしで、がっくり。
ご、ごめんね。。。
でも。。
ずっと左側に座っていたのでは全然写真が撮れないので、
右側の席の方の所にお邪魔して、
写真を撮らせてもらうことにしました。
皆、優しい~。
写真撮らせてもらってもいいですか~と、
右側の席の方にいうと、
おいでおいで~とか、
写真撮るならこっちに座っていいよ~とか、
皆、とっても親切。
皆の優しさで、進行方向右側に広がる景観を無事、
撮ることができました。
氷河の残る山、緑の山間を流れる冷たそうな川。
私は、席を行ったり来たりして写真を撮り、
主人も連結部分の右側の窓から車窓を楽しんでいます。
でもね、左側の席でも綺麗に撮れた写真があるんですよ。
それが、これ。青空と氷河、山の緑と川のエメラルドグリーン、
でも、左側がば~っと開けたのはこの時くらいだったっけな。。
そして、また、右側の車窓に氷河が見え始めました。
ハダンゲル氷河
ベルゲン鉄道は、フロム駅に向かってどんどんと登っています。
標高が高くなると、こんな素敵な風景が現れるんですね。
おいでおいで、綺麗な景色がみえるよ~と呼んでもらって、
またまたお邪魔して写真を。
これは、ハダンゲル氷河だそうですよ~。すご~い。
この時、たまたま前に座ってられたのがNさんで、
もうすぐ綺麗な景色がみえるから。。はい、今~。
と、教えてもらって撮った写真がこれです。
鏡のような川に、氷河を讃えた山が写りこみ上下対称になっています。
すごい綺麗~でしょう。
ちなみに、師匠の作品はこれ。(Nさん、いつのまにか師匠になっています。)
山々だけでなく空もきちんと対称になっていて、山の稜線にも動きがあります。
さすがですよね~。
ほらほら、また、すごい景色がくるよと言われ、撮った写真。
氷河の山のふもとにわずかに開けた平原。
うわ~、綺麗。。と、見るのと、シャッターを切るのとにあたふたな私。
それでも、素敵な写真が撮れた~と思ったのですが。。
こちらが、その時の師匠の写真。
この広がりのある構図。すごい。。とか言いようがありませんね。
同じ電車に乗っているのにね。。
せっかく事前に調べていたにも関わらず、
間違って、景色が見えるのと反対側に座ってしまったのはショックでしたが、
おかげで、周りの人と仲良くなれて、
しかも、写真撮影タイミングを教えてもらえたことは、
せめてものラッキーだったかな。
でも、これからベルゲン鉄道に乗られる方、
ヴォス駅からフロム方面(ミュールダール駅)へのベルゲン鉄道は
進行方向右側に座ったほうが、いい景色が見れますよ~。
(フロム方面(ミュールダール駅)からヴォス駅は進行方向左側ということですね。)
これから行かれる方、お間違えなく。
ミュルダール駅でフロム山岳鉄道
さて、ミュルダール駅でフロム山岳鉄道に乗り換え。
ミュルダール駅の標高は897m、
ハダンゲル氷河の山々が近くに見えています。
これから、標高2mのフロム駅まで、
全長20kmの急勾配を約60分かけて下っていきます。
ベルゲン鉄道で失敗したので、主人が今度は席を取ってあげるよと、
一番に列車に乗って右側の席を取ってくれたのですが。。
突然その席が、別のツァー席になってしまい
追い出されてしまった私達はうろうろ。。
結局、窓際には座れず、空いている真中の通路側に
向かい合って座ることになってしまいました。
またまた、なんでこんなことに。。??
ま、でも、こんなこともありますよね。
これが、フロム山岳鉄道、深緑色のお洒落な電車です。
山間の可愛い家々や、
轟々と流れ落ちる数々の滝、
フロム鉄道は、左側にも右側にも、どちらにも綺麗な景色が広がっていたので、
真中に座った私は、左右どちらにも写真を撮りに行くことができて、
それはそれで正解だったかもしれません。
物は考えようかもしれませんよね。
ショスの滝
途中、5分間程停車して見れる滝があります。
轟々と音を立てて流れるショスの滝。
皆、電車を降りて、滝を見に行きます。
水しぶきは顔にかかるし、水の音が大きくて声は聞こえないし。。
でも、間近で滝を見れるので、すご~く迫力があります。
添乗員さんが、ラッキーだったら妖精に会えるかも。。
と、言ってられましたが、
ほらほら。。と主人に言われて見てみると
白い水しぶきの中に、赤い服を着た妖精が。。
どこからか音楽が流れ、妖精は身をくねらせて踊っています。
これが、ショスの滝の妖精だったんですね。
この妖精は、この辺りの民話にでてくる「山の妖精フレドル」だそうで、
しばしば旅人に声をかけ、たぶらかして岩陰に誘い込んだのだとか。。
なるほど。。それで、妖艶な踊りだったんですね~。
私のカメラでは、この望遠でせいいっぱいでしたが、
Nさんが送って下さった写真の中にも、妖精が
こんなに大きくはっきりと写っていましたよ。
わずか5分ほどですが、ショスの滝を楽しんだ後は、
皆電車に戻り、またまたフロム鉄道に乗り込みます。
べーレクヴァム駅
左右に素晴らしい景色が広がるフロム鉄道。
電車の中はこんな感じ。
車内には景色の映像や、地図、それに説明文まで
出てきます。日本語での説明もあるなんて、嬉しいです~。
説明によると、只今、ほぼ中間地点のべーレクヴァム駅です。
べーレクヴァム駅は、ここだけが複線になっていて、
上下線がすれ違えるようになっているみたいですね。
その後も、氷河を残す緑の山々、流れる滝、
絵画にしたいような、素晴らしい景色が左右に広がります。
標高が下がるにつれて、見える景色も変わってきます。
川べりに建つ家々、別荘なのかな~。。
夜には、星もいっぱい見えるんでしょうね。
ゆっくりとしたスピードで走るフロム鉄道。
この鉄道に乗らずしてノルウェーは語れないと聞いたことがありますが、
なるほど、窓の外に流れる景色は素晴らしい~。
そして、電車は、ルンデンへ。
終点の一つ手前の駅まできましたよ。
左手に人口450人ほどの、可愛いフロムの村が見えてきました。
こちらは、フロムで有名な黒壁のフロム教会、
周りには墓地があります。
さぁ、いよいよ、もうすぐ終点フロム駅です。
北欧旅行9 ノルウェーソグネフィヨルドクルーズに続きます。