自宅から車ならわずか五分のところにこんなに美しい景色がある。
セニアカーに乗って、時速二キロで進む。
対向車が来る度に停車。
座っているので、視界が低くなる。
元気な時は車でサッと通り過ぎていた。
歩く時に見ていた高さとは違って見える。
子供の目の高さから見える世界。
自然と空を見上げる。
遠くを視る
近くを見る
良く観る
子供時代はこんなふうに、見えていたんだ。
こんなふうに観て色々な植物や虫を観察したり、名前を覚えていたのだ。
澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んで、満たされた心で家路を辿る。
童心に帰る私