富士川の辺にある塚。
富士川の氾濫を防ぐ為に人柱になってくれた旅の僧を祀っています。
度々の富士川の氾濫に難儀していた村人が、たまたま通りがかった旅の僧にお願いしたら、Гお参りをして来たら」と言って立ち去ったそうです。
村人たちも、さすがに戻って来ないだろうと思っていたところ、旅の僧は本当に戻って来て人々の犠牲になってくれたのだそうです。
富士川の河口からの駿河湾。
東に伊豆半島。麓の街は私の故郷沼津市。
西に静岡市清水三保。沈む夕陽に輝いている穏やかな海。
春は進学、就職、卒業、転勤と別れと旅立ちの季節でもありますね。
君の行く道は果てしなく遠い
旅の僧は違う道を通って、故郷に帰っても良かったのに、どうしてわざわざ戻って来て人柱になってくれたのでしょうか?
その崇高な行いに三浦綾子の塩狩峠の主人公が重なります。