夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

子どもたちも見ています

2012-03-09 20:22:04 | 日記・エッセイ・コラム

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東日本大震災から一年。

テレビで報道されない日は無い位です。

私がとても残念に思うのは、瓦礫の受け入れの反対運動が、まるで

住民の大部分の人が言っているように報道されていることです。

何の意見でも、反対する人や文句を言う人は、大きな声でまるでそれが正しいかのようにアピールします。

外国等では、暴力を振るったり、物を壊したりして自分の意見を主張します。

一旦、テレビで報道されると何度も何度もその場面が流されて、まるで何万人もの人々がデモをしたり、暴動を起こしているように錯覚してしまいそうになります。

私は、瓦礫の受け入れの反対運動の方々の行動や意見をテレビや、新聞、インターネットで見てとても残念に思っています。

それは、「もし自分が逆の立場だったなら」と言う思考が全く欠如していて、「自分とその関係者だけ安心して暮らせればよいのだ。」と言うエゴが丸出しの意見を主張する人が多いことです。

説明が無いと言うので、環境大臣をはじめとして、知事、被災地の首長さんなどが懸命に説明しようと各地を回りました。

説明会場で、せっかく説明に来ている首長に「帰れ」とか、「次の選挙を見ていろ」とか

反対運動の住民の意見書を「受け取りましょう。」と環境大臣が応えているのに、「これはまだ途中だから渡せない。」とか

話し合いの日時と場所をきちんと決めて、話し合いの為に、説明を聴く為に出て来た筈なのに「帰れ」とか「渡せない」なんておかしいです。

反対の理由を反対の皆様で話し合って、意見をキチンと整理してまとめて、環境大臣に渡せば良いと思います。

あんなにヒステリックに叫んでいると、何か異様な感じがします。

子供たちも罵声を浴びせるお母さんを見ています。

日本の将来の為にも、みんなの叡智を生かして、もっと冷静にこの千年に一度の国難に対処したいと痛感します。

被災地の皆様の悲しみや苦しみまだまだ続いています。