検査入院中に震度6強の地震に遭遇して、病院から夜中に自宅に戻った日から、丁度一年が経ちました。
身体中頭の先から、足の先まで、検査の線を貼り付けられて、ロボット状態だったのと、元々身体が不自由なので恐怖感は倍増しました。
入院した病院は、隣の市にあり、地震の震央でした。
震度6強と一口に言っても被害は大分違います。
私は、揺れよりも音が恐ろしかったです。
入院中の部屋で聞いたザーザーと言う前代未聞の音は、数千枚のカルテが棚から落ちた音。
ドスンドスンと言う音は酸素ボンベの倒れた音。
六畳位の狭い部屋で、ロッカーが動き出したのも部屋から出られなくなるのではと恐怖感を煽りました。
慌てて駆けつけて下さった院長先生に検査の道具を外して頂いて、家に一目散で逃げ帰りました。
途中は、いつもとはまるで違った街でした。
ガシャガシャとガラスの割れる音。
ドスンドスンとブロック塀や、何かの倒れる音。
瓦の割れる音は瀬戸物の割れる音
サイレンが鳴り響いて、消防車が走り回っていました。
人々が寝間着のままで、外に出ていました。
乳母車に赤ちゃんを乗せた家族などが、県立高校のグラウンドに沢山歩いて行きました。
忘れられない衝撃的な経験です。
今朝もまた震度3の地震がありました。
地震が収まってくれるように祈ります。