夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

大震災の年に産まれて

2012-03-17 22:10:39 | 日記・エッセイ・コラム

0

このつぶらな瞳が見つめる未来が明るいように祈ります。

物言えぬ幼子の見る鯉幟


02


平成23年誕生の孫。

先日孫達に、三セットも全く同じ鯉幟を買いました。

おしゃまなお姉ちゃん(次女)が、「こんなに沢山色々くれるの」と言いながら楽しそうに帰って行きました。

さすがに「鯉幟は弟の物ですよ」とは言えませんでした。

多くの犠牲者が出た大震災。

その年に生を受けるのは、何か特別な意味があるように思います。

私の親も関東大震災の年に産まれました。

いつも「大震災の年に生まれた」と言っていました。

結婚したのは、大震災が起きた日9月1日生まれの父。

二人に共通していたのが、人に尽くす姿勢です。

助け合いというか、今で言う所のボランティア精神。

朝から晩まで、細々と良く働いていました。

きっと大震災の犠牲者の心が通じていたのだと思います。