青空に二段の笠雲を被っています。
今朝もまた朝早くから、叔母の弾んだ声の電話で一日が始まりました。
「新聞記事を読んだ。良かった。嬉しい。切り抜いて日記帳に挟んだ。
姉さんが長い間世話になって有り難う。」
「自分は3ヶ月位であんまり世話にならないで逝きたいと思う。」
「葬式の生花位は出してくれると従兄弟が言ってくれた。」
何度も何度も伯母のお見舞いへのお礼と自分の思いと願いを口にする。
一時間話を聞いて九時過ぎに電話を切る。
私もいつ倒れても良いように、身の周りの片付け、荷物の整理、連絡先、現金等を用意している。
「親戚中でタンポポの家が、昔も今も、外も中も一番綺麗になっている。」と叔母の最高の誉め言葉。
私はね、誰も片付けをしてくれる人がいないから自分でやるしか無いと思っているの。
泣きながら、形見の品を整理したり、写真を見て偲んでくれる親や娘のいる人は幸せだと思う。
遺品整理屋さんのチラシや看板を目にすると、私も自分の最期や、死後の整理が案じられます。