『霧視』
ぼんやりとして薄暗くハッキリしない。
私は疼痛治療薬リリカの影響と、糖尿病のために、白内障になっていました。
何時も霧視の状態で、遠くも近くもこのように見えていました。
しかしながら、去年の暮れに富士市の海野眼科医院で白内障の手術をして頂きましたところお陰様でとてもハッキリと明るく良く見えるようになりました。
濃霧の時には全く辺りの様子が判らない。
とても不安な気持ちになる。
まるで毒ガス室に送り込まれたような不穏で沈み込む気持ち。
身体はじっとりとして、手に汗を握っているような気分。
霧が晴れて強風に雲が飛ばされると雪化粧し直した富士山頂がお出ましです。
霧中にいる時には焦っても、もがいても、見えないものは、見えない。
焦って、無闇に動き回らないで、じっくりと霧が晴れるのを待つのが一番懸命な対応策。
体力の消耗を防ぐのが大切。
そして天の機嫌が収まって、視界が良くなって来たら速やかに、冷静沈着に行動を起こして下さい。
風待ち港。
静岡県伊豆半島には風が収まるのを待つ船の港が沢山あります。
停泊して風が収まるのを待つ。
霧が晴れて来るのを待つ。
嵐が収まるまで待つ。
暴風雨からの避難。
自然は人間に待つことの大切さ。
人生の厳しさを示唆して下さっています。
慌てない。
焦らない。
あてにしない。
明るい気持ちで待ちましょう。