夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

所により 大雪 所変われば雪

2016-01-24 22:28:51 | 日記・エッセイ・コラム

                        所変われば

凍てついた雪を夕陽が赤く染める

 

強風で右側半分雪が吹き飛ばされて

しまっています。

                       冬らしい? 寒々しい一日

 今日は一日中強風が吹いて寒々しい一日でした。

全国的に荒れ模様の悪天候だったようですね…

                             所変われば  大雪

テレビのニュースでも、都会の大雪についてばかり、報道していました。

雪に対して全くと言って良いほど備えの無い人々の無知に等しい行動に驚くと共に、

災害に対する無防備な姿勢に危惧を覚えます。

日本語が理解出来れば、あれほどしつこく不要不急な外出は控えてと放送しているのですから、

用の無い人々は、自宅で嵐が収まるのを待つ。外出しなくてはならない人は、

安全対策をして出掛けるのが、当たり前です。

至急の用もないのに、雪道をハイヒールで歩く?

ミニスカートで出歩く?

 何 処の国の人ですか?

珍しいから見学!?

気持ちは解ります。

マレーシアやインドネシア等の暖かな国々の人と話すと、何処から来たのかの質問の後で、

Г雪を見たことがあるか?」と聞かれることがあります。

八年程前の北海道旅行の時には、台湾からの団体旅行客たちがГ雪だ雪だ!」と辺り構わず大騒ぎしていて

周りの日本人観光客の顰蹙を買っていました。

  憧れなのでしょう…

私もオーロラや流氷を見てみたいと思いますので、気持ちは理解出来ます。

 ただ、自然現象は厳しいものです。

見せ物ではありませんし、そこで生活している人々もいるのです。

豪雪地帯の生活の厳しさを理解して欲しいと思います。

テレビ局は、雪国の冬の生活をもっと報道すべきだと思います。

吹雪の中でも学校や仕事に行くこと。

雪かきが大切で、大変な仕事だと言うこと。

雪国の生活を知っていることと、理解して、思いやりの心で寄り添うことは別なのです。

 たまの大雪は、大変だ、大変だと大騒ぎするだけで無く、雪国の生活の知恵や工夫を見習って

雪に強い都市にして行く絶好の機会でもあるのです。

  ※私は静岡県沼津市の出身で、豪雪地帯での生活体験は全くありません。

が、天気予報にだけ許される表現  『所により』   大雪

  山の家では毎年の様に雪が降り、 元気だった頃は、道路や玄関廻りなどの雪かき仕事は経験しています。

  

  雪を地震や台風などの自然災害と置き換えて下さると、其処に住んで生活している人間の大変さが理解して頂けると思います。