オオイヌノフグリ=星の瞳
イヌノフグリ
イヌノフグリと言う名前は、私の中では可哀相科に分類される名前です。
昔牧野富太郎博士が命名したとか聞いたことがあります。
種子がイヌノフグリに似ているらしいのですが、私は種子もオス犬のフグリも両方共見たことがありません。
私が子供の頃故郷では、単純にイヌフグリと呼んでいました。
春先に、白っぽいピンク色のとても小さな目立たない花が咲く雑草だったと思います。
イヌフグリの名前は、歌の歌詞で知りました。
60年の歳月が流れて、
少し大きめの水色の愛らしい花が咲くオオイヌノフグリが全盛になり、
富士山南麓地方では、他の野草に先駆けて、枯れ草の多い空き地や駐車場には
昨夜流れ星が沢山落っこちたかのように咲いています。
『可哀相科』のイヌフグリは『可愛らしい科』の花です。
イヌフグリと言う名前はいくら何でも可哀相と言うことで、
星の瞳(ほしのひとみ)、天人唐草(てんにんからくさ)、瑠璃唐草(るりからくさ)とか素敵な名前も付けられているようです。
花の見た目は可愛らしいのですが、虫媒花らしくて蜜蜂がブンブン飛び回るので、刺されないように注意が必要な植物です。
繁殖力も半端では無くて、どんな荒れ地や石ころだらけの土地、除草剤を撒いて他の雑草が枯れてしまうような状態でも春先にはシッカリ咲いて春を告げてくれます。
唐草と別名に付いているので、外来種だと思います。
種が飛んで来て、自宅の庭に入り込んでしまっても、他の大切な植物を守る為に、
私は全部引き抜いています。
2021年2月22日 (月)の富士山
今日も気高く美しい!!
明日2月23日は、天皇陛下のお誕生日。
静岡県では、語呂合わせで、
富士山の日。