鷹が笠雲の富士山を高みの見物
増やすなら微笑みの皺を
Dr.日野原重明
朝目覚め両手を挙げて我百才
10月4日に100才になられた日野原重明医師は4000人もの患者さんを看取られたそうです。
先生に診察して頂いた後、合掌していた患者さんや、にこやかに笑顔を浮かべていらした患者さんをNHKテレビで紹介していました。
遺族の許可を得て放送されたのだと思います。
どの患者さんも本当に穏やかな最期のお姿でした。
先生は10才で医師を志されて今日まで、人の為に生きるを信条としていらっしゃいました。
先生に診て頂いて亡くなった患者さんの最期のメモ
日の原の陽を受けて暖かく命輝く
診察を受けた後の病室の彼女の笑顔も素敵でした。
その写真を遺影に使われたご主人様も穏やかなお顔でした。
立派な方の周りには、穏やかな顔や、空気が流れているとテレビに釘付けになりました。
代受苦(だいじゅく)
あなたの代わりに苦しみを受けてくれた人がいる。
定命(じょうみょう)
人の寿命は、生まれる前から決められている。
東日本大震災で行方不明になった家族を諦め切れない家族に対して、瀬戸内寂聴さんが素晴らしいアドバイスをしていらっしゃいました。
日にちから言って、生存していることは、不可能だと思われます。
もし生きて出て来たら、笑い話にすれば良いから、区切りをつけて、極楽に送ってあげましょう。と言うようなニュアンスの温かい励ましのお言葉でした。
亡くなった人を思う気持ちが強いほど、泣き崩れて立ち上がれないものです。
もうみんな十分に頑張っているのだから、がんばってなどと言わなくても良いともおっしゃいました。
先日同窓会がありました。
早くに父親を亡くした同級生が三人います。
一人は消防士で殉職。彼が10才だったそうです。
13才が二人。
彼のお父様は交通事故。
私の父は病気。
みんな人一倍頑張って生きて来ました。
返り咲きの桜の花を撮影してみんなにお見せしようと思って、セニアカーでいつもと違う散歩道を通った。
いつもと違う風景に出会った。
いつも同じ道を通っていると安心感はあるが、新しい発見はない。
考え方も同じ。
ファッションや、料理、読書の内容、人との交際等マンネリ気味。
思考までいつもと同じ。
直ぐそこに違った景色があるのに、気付いていない。
冒険心等全く失っている。
明日は中学校の同窓会。
息子に会場まで送って貰う。
夫が迎えに来てくれる。
自分一人では自由に行動出来なくなって初めての介助無しの同窓会への参加。
幼なじみ達が電話やハガキで誘ってくれた。
困ったら、無理をしないで素直に助けを求めようと思っている。
久しぶりに来て行く洋服をチェックした私。
何か何時もと違う私。少しワクワクしている?
こんな風な自分を見られたくないと思って何時もメソメソしていたのに、一歩踏み出そうとしている私。
この間の四肢脱力で、また少し人生感が変化したのかもしれない!