朱色のモントブレチア
オレンジ色のモントブレチア
気の早いコスモスがそよ風に揺れています。
夏の庭は、懐かしい小学校時代の夏休みの思い出に繋がっています。
朝一番に朝顔の観察。
ラジオ体操の後で、お手伝いや宿題。
友達の家の庭に元気良く咲いていた、モントブレチアの橙色の花。
グラジオラスみたいな葉なのに、丈夫で、野性的な花。
グラジオラスと同じ時期に咲いて、長持ちする花。
茎も堅くて、グラジオラスのように空洞は無い。
土手や、墓地の脇などに固まって咲いていた。
お墓に供えた花の種が飛んで自生したのだろうと思う。
毎年夏になると教室の花瓶に活けてあった幼なじみみたいな可愛らしい花。
見たことはあるのに名前は知らない花。
モントブレチアと言うハイカラな名前は後年知った。
コスモスがあちらこちらの畑の隅や庭先で咲き始めると、夏休みが終わりに近づきます。
自宅での生活にも退屈し始め、学校生活やクラスの友達が懐かしくなる。
仕上げてなかった図工の宿題などを友達の家で一緒にやっている時に、庭先に咲いていたのが、朱色のモントブレチアの花。
半世紀以上、色の多様化以外あまり品種改良されていませんので、懐かしい場所と時間に気持ちを運んでくれる不思議な花です!
大輪の朝顔が咲いて始まる夏の一日。
今日七月十四日は、私が一年中で一番嫌いな日です。
母がクモ膜下出血で倒れた日。
義父が、末期癌で余命一ヶ月と宣告された日。
幾ら偶然とは言え、全く同じ日。
地獄の釜の蓋も開くと言うお盆。
愛する家族や、友人、知人に迎えが来ないかと不安でならないのです。
馬鹿馬鹿しいと言う人もいますが、私も十年前の七月十三日に心臓発作で倒れたのです。
一日ずれていたのでカテーテルアブレーションの手術で難を逃れました。
昨年の十三日は、九十九才の伯母の葬儀でした。
私は、やはりお盆には何かあると思うのです。
今日は夫と一日中家で一緒に過ごしました。
もうじき今日が終わります。
今年も何も起こらなかった…
本当に安心します!
今日は朝から夕方まで一日中富士山が見えました。と言ってもこんな感じです。
背景と富士山とが、殆ど同じような色なので拡大したり、遠くで見るとどこが富士山か解りにくいのです。
それで今日は、みんなが良く知っている富士山の形の写真にしました。
富士山麓はここ数日うだるような暑さです。
気温は朝から部屋の中で30℃を超えています。
湿度はもっと酷くて80%以上です。
不快そのものです。
健康面を考えて、仕方なく一日中クーラーをつけています。
一昨年節電の為に、クーラーをつけないでいて、真夜中に酷い目眩がして、救急車のお世話になりましたので、今年はそんなことがないようにしたいと思います。
私は、原子力発電所の再開には絶対に賛成出来ません。
昔、浜岡原子力発電所を見学した事がありますが、あんなに頑丈な建物と同様に出来ていると思われる福島の原子力発電所は、あっけなく壊れてしまいました。
放射能汚染が日本中に拡散することは避けなければならないと思います。
福島の事故対策も十分とは言えないこの時期に、再開ありきの姿勢に違和感を覚えます。
事故の教訓が何も活かされていないと思います。
どこがどう悪かったのかの反省も出来ていません。
経済優先で、肝心の安全と安心が欠如しています。
矛盾を孕んだ難しい問題だと思いますが、昔何度も何度も美しい日本と叫んでいた方は、力強い日本を取り戻す!と叫んでいます。
自信に満ち満ちた笑顔には、原子力の持つ危険性への危惧等微塵も感じられません。
ましてや被害者の皆様への配慮や心配り等皆無のような発言ばかりが気になります。
諸々の言動に、国のトップとしての熟慮が欠如しているように見えるのです。
暑苦しいだけでなく、将来の生活への不安で夜もおちおち眠れません。