五月の空
今日は私の大好きだった祖母せきの命日
昼前に歯医者に通院して、普通に昼食を食べて奥座敷で横になっていたそうです。
おやつには、苺農家に嫁いだ親戚から頂いた苺も喜んで口にしたようです。
夕方、『夕飯です』と呼びに行ったら、亡くなっていたそうです。
なんと言う大往生でしょう!
逆縁で、長男を46才の若さで見送ったので、家族に迷惑を掛けられないと思っていたのかもしれません。
私が小学生位の時は、病弱で年がら年中入退院を繰り返していました。が
父が亡くなった途端、とても元気になって、別人のように変身しました。
カルミヤ
ブラシの木
皐
黄素馨キソケイ
撫子
河原撫子
紅ヤマボウシの花
祖母が亡くなってわずか三年後
初産にもかかわらず、予定日よりも早く、大好きだった祖母の命日に私は母親になりました。
いつも優しい笑顔で、穏やかな性格の上品な女性でした。
薫風爽やかな五月の庭に沢山の花々が咲き乱れています。
優しい色合いの花。
馨しい香りの花。
庭の花々の中に祖母の姿があるような気がします……
母親は、今でも炎天下の、茶原の中で悪戦苦闘しているような気がして可哀想でたまりません。
私の大好きだった二人の冥福を祈ります。