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10月はハロウィンにちなんで
仕事に関係する「不思議な世界」をとりあげてます。
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タイトルの見好就収とは
「先延ばしは根絶せよ」という意味です。
サバイバルという意味では、日本人よりも経験値の豊富な
中国の知恵の言葉からいきますね。
■マッチの箱から少しづつ
※※※
日本のマッチというのは、押しても開かぬくらい箱の中につまっておる。
それを中国人は根気よく一箱一箱分解して、4、5本づつ抜いてゆくのです。
大量に輸入したマッチの一箱一箱から取るのでありますから大変な分量になる。
これを又別に梱包して売るわけです。
元のマッチは原価で卸し、抜き取った別梱包の分を儲けにする。
だから商売という商売はみな中国人に取られてしまう。
※※※
安岡正篤「日本の伝統精神」PHP文庫 2003年から
文中のマッチの話は戦前の実話です。
~・~・~・~
大量のマッチの一箱一箱からそれぞれ4~5本づつ抜いていけば
別梱包の一箱分がすぐにできあがる。
~・~・~・~
“よく考えてみれば、なるほどと思うことでも”
“実際にアクションを起こすことはいかに難しいか”
そんな教訓も得られます。
■着実なステップで4~5本のマッチを集めよう。
就活の準備も、毎日少しづつ行うことで
“4~5本のマッチを貯められる感じ”になります。
それで「2ヶ月」貯めれば、だいたい“マッチ箱一箱分”になります。
→前回記事参照ください。
今年から主な企業の採用活動が例年の10月から「2ヶ月」繰り下げられて
12月からという“決まり”になっています。
しかし「2ヶ月」の間こそ見好就収「先延ばしは根絶せよ」!
意識して、商売上手になるべし。
毎日の着実な就活準備のステップをね。
今日はそんなところで★
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過去、「就職協定」が企業と大学の間に結ばれて新卒採用のルールが定められましたが見事に「ザル法」(有名無実ということ)になったことを考えると、就活する側としては綿密な情報収集で戦略を練らないと勝てないだろうと思われます。
決して焦らすわけではないんですけど、こういうのは企業と学生による狐と狸の化かしあいのようなもので
綿密な作戦行動が求められるということですね。
原則論として「勝負するならば勝たなきゃならん」「二位ではなく一位を目指すことがベスト」という気持ちであります。
歴代総理の指南役として登場する東洋学の人物です。
英語ばかりでなく、漢字の世界にも学んでみるといろんなヒントが得られますよね★