大学では前期試験が始まってます。
大学生は勉強が仕事なのだからがんばろう。
(大学のイメージから:立教大学キャンパスにて)
就活に必要な学生の資質ということで
ハードな内容でいきます★
◆課題解決型学習(PBL)
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課題解決型学習(PBL:プロジェクト・ベースド・ラーニング)とは
複数の学生がチームとなって、特定の課題が与えられ、一定期間に解決策を作成するという教育手法だ。
このプロセスで、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を鍛えていくことになるわけだ。
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読売新聞社「就職に強い大学2012」平成23年7月29日発行から~
経済産業省が2006年にまとめた「社会人基礎力」の3つの要素が
「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」です。
大学によってPBLを積極的に授業に取り入れているところもあります。
大学の授業を、おろそかにしないことがいちばんだよ。
◆学ぶ姿勢が判断材料
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Q:大学の成績は、どのくらい選考に影響しますか?
(大学3年男子)
A:成績を重視するかどうかは、企業によって異なります。
一般的には成績の良しあしよりも、日常の行動特性を見ることが多いようです。
「授業や課題に対して前向きに取り組む姿勢を持っているか」
「大学の仲間やゼミの先生と普段どのような話をしているか」といった視点です。
上原隆(キャリアコンサルタント)
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読売新聞2011.7.19「就活ON!」から
毎週火曜日に連載している記事をスクラップしています。
“ドラえもん先生”こと東洋大学准教授の小島貴子先生と
隔週で連載している上原隆さんの回答が参考になります。
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上原隆さんは
“ジャイアン的顔+のび太的マインド”の個人的イメージです。
◆課題解決のポイント
大学生までの段階は
1)試験問題には「必ず正解」があり
2)その「正解を導き出すこと」が
3)自分と他人を区別できる成績評価になる
という認識が一般的なのでしょう。
社会人になると
1)仕事には「必ず正解」が存在しないものである。
2)そのため「自分が正解だと思う」ものを
3)他人に納得してもらう「説明の力」が評価につながる。
ということがポイントになります。
就活を突破する力というのは
自分を採用することが
『御社(志望企業)にとっての正解なのだ』
ということを
「相手に説明して、納得させる力」の差でもあるように思います。
自己PRの要でもあるよね。
◆説明能力は自分を認め、信じる勇気から
たとえ東京大学のトップクラスの優秀な学生であっても
この『自分自身の説明能力』が劣る学生は多いんですよ。
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ネット業界は変化が激しく、答えがない。求めるのは柔軟に対応でき、自分の負けや弱点を認め、強みを伸ばせる人材です。
普段から多くの社会人と話している学生は面接の迫力も違います。
社会人と対面で話す機会も多く作ってほしいと思います。
(サイバーエージェント人事本部長 曽山哲人さん)
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読売新聞2011.7.19「就活ON!」から
自己分析をして自分の強み・弱みを客観的に把握したあとで
一番たいせつなことは
『自分の価値観を、正しいものとして世の中に主張する勇気』
なのだろうと思うよ。
どこにも正解がない世界で、自分が正しいと思うことを
勇気を持って主張できるとき、はじめて未来は開ける。
自分が『優秀な学生なのだ』と思えるのならば
勇気を持とう。自分をしっかり主張して前に進むことだ。
試験をしっかりがんばろう。
『ハンニバル戦記』で、カルタゴの名将ハンニバルを破った古代ローマのスキピオの逸話を紹介しよう。
課題解決型学習(PBL)でいくよ。
現代日本の大学生は、22歳の彼に勝てるかな?
・法律の年齢制限(30歳以上)に違反して、22歳で政治家に立候補して当選したスキピオに対して、選挙委員長が当選無効を訴えた。
スキピオは自分の正当性をどう主張したか?
法律違反なのは確実なのだ・・
PBLだ。
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『全市民がわたしをエディリス(注:立候補した役職名)ふさわしいと思ったのだから、私はそれに十分な年齢にあるということだ』
市民たちの支持は圧倒的だ。資格年齢には七歳もたりないエディリスが誕生することになった。
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塩野七生『ハンニバル戦記』から
ハンニバル戦記を知らない22歳の東大生で、こういう“答え”を思いついた学生はいなかったぞ。
古代ローマの22歳、さすがだ★